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2024年6月24日 (月)

眺めて楽しむ屋島神社(香川県高松市)

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屋島ケーブルの屋島登山口駅跡に続き、その東隣にある屋島神社に立ち寄りました。

この神社、視覚を重視しているように見えます。
まず御神体ではないのですが、背後には崖が特徴的な冠ヶ嶽が聳えています。

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逆に参道を振り返るとまっすぐ遠くの山並みまで線が引けそうです。

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屋島神社の解説によれば、別名は讃岐東照宮。
徳川家康公が祀られています。元からここにあったわけではなく、最初は宮脇村の本門寿院境内といいますから、城下南西の山裾にあったようです。遥か東の屋島山麓に移されたのは、江戸時代も後期の文化元年(1802年)。完成したのは10年以上たった文化12年(1815年)です。
屋島神社という名前になったのは明治になってからで、東照宮の名前が憚られたのかもしれません。
残念ながら昭和48年に火災で本殿・拝殿などを焼失しましたが、神門は無事だったそうです。

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その神門がこちらです。
歳月を感じさせる渋い板の上に銅が目立っています。

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左甚五郎の六世、五代目の左利平忠能が客分棟梁と書かれているように、彫刻に力が入っています。
正面上部の鳳凰の彫刻。

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保護ネットで見づらいですが、上り龍。

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こちらは下り龍です。

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獅子も睨みを利かせています。
さっきの龍もそうですが、銅の目はちょっと恐いですね。

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扉には頭が欠損したニワトリ。

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この扉、細かい麻の葉模様がびっしり彫刻されていて、これは魔除けなんでしょうか。
恐いぐらいの密度です。

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正面の扉には葵の御紋があり、こちらの板には網目のような毘沙門亀甲の模様が刻まれています。
将軍のイメージなのかも。

大きく見ても、細かく見ても見どころのある神社でした。

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ここからは蛇足のような余談で、気になったものを。
屋島神社の西側(四国村の反対側)に四国村の石碑が置かれていました。
なぜこんなところにあるのか気になります。
ケーブルカーを降りた人を四国村に誘導する看板だったのでしょうか。

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また屋島山上水族館の色褪せた看板もありました。
これもケーブル利用客向けなのでしょうね。

<関連記事>
 「ジャンボフェリーで屋島へ」
 「屋島に登る」
 「屋島ケーブル跡」

 

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