廃線跡の自転車道(岡山県倉敷市)
2023年1月の岡山旅行の続きです。
この時は児島駅の観光案内所で電動自転車を借りて下津井を回りました。
通常の自転車は1日300円、電動自転車でも500円ととても手軽でした。
下津井を目指すときに利用できるのが下津井電鉄の廃線跡を利用した歩行者・自転車専用道、通称「風の道」です。
児島から下津井の間の鉄道は大正3年(1914年)に開通し、平成2年(1990年)末に廃線となりました。
廃線跡は他所でも自転車道になっていることが多いですが、勾配もカーブも緩いので走りやすいです。
ただ意外なほど高い場所を走っていました。
上の写真は風の道ではなく、鷲羽山下電ホテルの前に保存されている車両です。
鉄道ブログではないので、詳しい解説はできません。
訪問日:2023年1月5日
16時30分までに自転車を返却する必要があるので、下津井駅跡には行く時間がありません。坂道を登り、ショートカットして出たところは東下津井駅跡でした。
ここから下津井駅跡に向かって緩やかな下り坂になっています。
(そちらには行ってません)
鷲羽山駅跡の近くからは、同じ高さで瀬戸大橋が見えました。
その下に下津井の集落があります。
ここからなら鷲羽山に登るのも楽そうです。
少し走ると、午前中に立ち寄った大畠の集落も眼下に見えます。
途中は切り通しの道になっています。
旧琴海駅もしっかりプラットホームの石積みが残っています。
児島ボートレース場を見下ろす。こんな海の一部のような会場なんですね。
住之江のボートレース場とは随分違います。
そこから先はだんだん高度が下がっていきます。
所々架線の柱が残されていました。
すっかり低くなり、街中に入ってきました。
木の柵が鉄道跡らしさを感じさせます。
なぜかここに来て未舗装。
阿津駅跡です。
阿津の集落にはノコギリ屋根の元工場の建物がありました。
現在は駐車場になっています。
阿津のアーケードのある売店。
途中、大きな道を渡れなくて迂回。
和風の住宅なのに洋風の門柱が立つお屋敷がありました。
隣のブロックには白いペンキ塗りの洋風の建物。
玄関の上をよく見ると、ガラスに白いペンキで右から「児島赤崎郵便局」と書かれています。
ここは郵便局と言いつつ、大きなお屋敷の一部のようで、裏には蔵がありました。
見ると剥落した部分が墨塗りに見えます。
これはひょっとして戦時中に戦時迷彩が施され、戦後に漆喰で塗りつぶされたのではないのでしょうか。乾いてからの重ね塗りなので密着度が低くて剥落しているとか。あくまで想像ですが。
再び鉄道跡に戻ります。街中とは思えない未舗装の道がまっすぐ伸びていて、備前赤崎駅跡のプラットホームがあります。
やがて児島駅跡に到着。
ここは上屋が掛かっています。
自転車道はここで終了。
ホームの中に夕陽が射し込んでいました。
<関連記事>
「大畠の路地」(岡山県倉敷市)
「下津井のアーケード」(岡山県倉敷市)
⚪︎廃線跡の出てくる記事
「廃をたどる」(兵庫県播磨町)
「夜須の手結内港」(高知県香南市)
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