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2024年1月18日 (木)

高知の旅2018(2)リゾート地種崎と種崎千松公園

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高知の旅2018(1)高知公園 の続きです。

2018年GWの高知の旅では、高知市中心部からリゾート地・種崎を目指しました。
高知の街は北に深く切れ込んだ浦戸湾の奥にあります。湾口には東西から岬が伸びていて、西から伸びて太平洋に面しているのが有名な桂浜で、その内側に東から伸びているのがこの種崎です。見事な波除けになっています。

ここに行ったきっかけ、というより旅行全体のきっかけが『高知遺産』(2005年)という本でした。個性を失いつつある高知(高知に限りませんが)で、「守り伝えるべき高知の「記憶」を「高知遺産」として記録するというのがこの本の趣旨です。全編魅力的な本です。

この本の中でほんの半ページですが、リゾート地種崎の紹介と洋館付き住宅の写真が出ていたのです。あと渡船のことも。

その日、私ははりまや橋のバス停からバスに乗り、浦戸湾の東側を南下していきました。
車窓からは浦戸湾がずっと見えています。大阪に住む私にとっては高知の街でも十分旅行気分がありますが、それ以上に旅している実感がありました。

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20分余りで、やがて終点の種崎バス停に着きます。
明るい日差しの下、映画に出てきそうな待合所、そして向かいには渡船場があります。

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浦戸湾はこのあたりで狭まって川のようです。
高知城下を往来する船がここを通っていたのでしょう。

種崎から向かいの桂浜には、浦戸湾をまたいで浦戸大橋(1972年)が架かっています。
GWとあって渋滞している車列が見えました。

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種崎の町は期待通りでした。
こういう立派な洋館付き住宅があります。

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少し離れたところからはこんな感じ。ゆったりした敷地です。

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こちらも別の洋館付き住宅。

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もう少し近くから。こちらも立派な建物です。

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和風建築ではこのように延々と塀が伸びる大きなお屋敷もありました。

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煉瓦塀の住宅なども。良い所にバス停があります。

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潮風に錆びたトタンの雨戸。商店の建物です。

 

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潮風に褪せたペンキも港町らしい。

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営業しているか分かりませんでしたが、民宿もありました。

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種崎の先に貴船神社があります。貴船神社というところに都とのつながりを感じさせます(どういう由緒かは知りませんが)。

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また種崎にはかつて造船所がありました。
新山本造船所と言います。前身の山本造船所は1900年創業で、新山本造船所は1978年に倒産、今治造船グループに入って立て直しをはかりますが、1986年には休業に入ったらしいです。この時は既に操業していません。

戦国時代や江戸時代にもこの近辺で船が作られていたらしいので、造船の町とも言えます。

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渡船から見た新山本造船所。

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門扉が魅力的だったのでそれは別の記事にします。
どこから来たのか、炭殻煉瓦らしき塀がありました。

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石灰岩なども混ざったカラフルな塀。

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種崎の集落の東側に種崎千松公園があります。
この公園は藩政時代に防潮林だった松林の一部を明治42年に公園化したもので、その名の通り、たくさんの松が植わっています。

あまり時間がなかったので全体は回れませんでしたが、少し立ち寄りました。

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公園の地図。公園の東は海水浴場です。
この時はそこまで行けませんでした。
地図に「記念碑」とありますが、それも確認できていません。

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公園の中はこのような松林が広がっています。
墓地もありました。

松林の公園や海水浴場はリゾート地としての大事な要素です。

次に行く機会があればじっくり公園を見たいものです。

<関連記事>

 高知の旅2018の最初は
 ・(1)近代の高知公園

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