高知の旅2018(3)渡船で御畳瀬へ
種崎からは浦戸湾対岸の梶ヶ浦まで無料の県営渡船がありますので乗ってみました。
お遍路さんのルートとしても使われる渡船です。
昼間は1時間に1本の便があります。
県営渡船のHPによると、ここの渡船自体は明治時代からあるそうです。
昭和47(1972)年の浦戸大橋開通後に自動車の利用がなくなり、かつて多かった造船所への通勤者も造船不況により昭和60年頃から少なくなったらしいです。
渡船の定員は110名です。この時の利用者は数人でした。
右の山際にあるのが梶ヶ浦の渡船場です。
待合所に貼られていた渡船のルート。
距離は600mほどです。5分ほどの船旅。
梶ヶ浦渡船場の向かいには大きなお屋敷ありました。
煉瓦塀が続いていますが、木々に覆われて建物はよく分かりません。
帰りの便まで45分。まっすぐ長浜に行くか、右手の御畳瀬(みませ)に行くか迷って、御畳瀬にしました。
難読地名で「畳」は読めませんね。
御畳瀬のほぼ全景。小さな漁村です。
建物も木造倉庫のようなものがあります。これも漁業関係なのでしょうか。
歩いていくと道路脇で魚を干していました。
さらに歩いていくと干魚店がありました。
地方発送も受け付けて結構賑わっています。
せっかくなのでメヒカリの干物など買って帰りました。
御畳瀬の中心部に装飾的なコンクリートの時計台がありました。
「御大典記念・青年団」と書かれています。昭和3年でしょうか。
新しい時計が入っていますが、もともとの時計がはまっていたのではと思います。
その裏にはこちらも装飾的なコンクリートの記念碑がありました。
「大正十一年二月 三大工事竣成記念」と書かれています。
三大工事が何を指すのかは分かりません。
ここから長浜地区に抜ける国光トンネル(1988年)がありますので、これをくぐりました。
川に沿って下っていくと、ゴミを止める柵があります。
船溜まりがありました。
船溜まりは水門で閉じられるようになっています。
地図には「塩谷ポンプ場」と書かれていました。
長浜の集落も気になりますが、もう時間がないので戻らないといけません。
後で調べると好きな酒蔵の酔鯨酒造の本店などがあるようです。また改めて。
新川川の下流から塩谷ポンプ場の方を振り返ったところ。
梶ヶ浦の渡船場に戻ってきました。
渡船でまた種崎に戻ります。
旅情のある渡船ですので、できれば次回も利用して、次は長浜まで歩いてみたいと思います。
<関連記事>
高知の旅2018の最初は
・(1)近代の高知公園
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