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2023年1月22日 (日)

四国みぎした旅行(1)高知県境の町へ

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2022年のGWに高知まで旅行に出かけた記録です。
大阪からだと南海本線と南海フェリーがセットで2200円で徳島まで行けるとくしま好きっぷというチケットがあります。
便利なのでこれは何度か使ったことがあります。

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さらに「四国みぎした55フリーきっぷ」というのがあって、徳島から列車、DMV(後で出てきます)、バス、列車を乗り継いで高知まで行ける、3日間乗り降り自由のチケットがあると知り、これを組み合わせれば大阪から高知まで、あちこち寄り道しながら行ける、ということで試してみたのでした。なかなか行きにくいところですので。しかも(今年4月以降は分かりませんが)通年販売で、当日購入も可能、1人でもOKということで使い勝手が良いです。

最初に全体の旅程を書いておくと

1日目 大阪(なんば)〜和歌山港〜徳島港〜徳島駅〜阿波海南駅〜甲浦〜室戸岬〜吉良川(泊)

2日目 吉良川〜室戸〜奈半利〜田野町〜高知(泊)

3日目 高知〜宍喰〜鞆浦〜徳島(泊)

4日目 徳島津田〜徳島港〜和歌山港〜大阪(なんば)

という移動でした。

なお、高知には2018年にも訪問していて記事にしていないので、この際、その話も盛り込もうと思っています。
全く別の記事(京都の公園とか)もはさみつつになると思いますが、書いていきたいと思います。

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出発は南海のなんば駅から。

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和歌山港駅に到着。
既に何回目かですが、いつも乗換ばかりで降りることがありません。
この周辺も歩いてみたいものです。

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とても良いお天気で、淡路島の南岸を眺めながらの船旅です。

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今回の船はフェリーかつらぎでした。2隻あるうちの古い方の船。
なぜかタイミングが合わなくて、新しい方のフェリーあいには乗ったことがありません(帰りも)。

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徳島港に入港すると向かいに津田地区が見えます。
あのあたりに行ってみたいなといつも船上から見ていて、ようやく今回、帰りに寄ることができました。

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徳島港のフェリーターミナルからはバスで徳島駅へ。
この区間のバス代210円は別料金です。

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徳島駅に到着しました。
あまり時間の余裕がなくて、四国みぎした55きっぷを購入したり、お弁当を買ったりと慌ただしく。
55きっぷの購入者はアンケートに答えると何か当たるということで、回答すると後日、記念品が送られてきました。

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徳島駅からJRで阿波海南駅まで。
GWとはいえ、ここまで来ると混んではいません。
途中お弁当を食べつつ。

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途中の日和佐。山の上にお城が見えます。
ここも未訪問ですので、また来てみたいところです。
今の所、模擬天守は屋根瓦が傷んでいて休業中だそうです。

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阿波海南駅に到着。
奥が駅舎で、緑の車が阿佐海岸鉄道のDMV(Dual Mode Vehicle)です。
元々は鉄道だったのですが、2021年12月25日からこの線路と道路の両方を走れる車両DMVを使って世界初の本格営業運転をしているとのことでした。私はそんなに興味があったわけではないのですが。

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既に開業から半年たっているのですが、これを見に来ている人たちがいました。
車輪を引っ込めてタイヤで走るモードチェンジ中。

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右奥の線路が道路につながっているのが分かりますでしょうか。

DMVへの地元の期待は大きいようで、様々なポスターが貼られていましたし、モナカだとかいろいろな関連商品を見かけました。

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阿波海南駅で少し乗換時間があったので、周りを見ていると「四方原開拓の碑」(昭和60年)がありました。

内容は、寛永14年(1637年)にこの地の開墾が始まって350年になることを記念するものでした。
元々このあたりは礫石原と沼沢の地でしたが、寛永13年、視察に来た阿波第3代藩主・蜂須賀忠英が翌年お触れを出し、「どの国の者でもこの地を開拓する者には居屋敷を与え、公事を免除する」と伝えたところ、牟岐でそれを知った土佐の野村氏が香美郡小川村(現在はいの町)の同志郎党36人を率いて入植し、20年をかけた開墾の結果、明暦3年(1657年)には60町(約60ha)の田畑が開かれたとのことです。

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駅前を見るとこのようになっています。

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私の乗るDMVが来て乗車しました。
車内はバス寄りですね。四国みぎした55きっぷでDMVの自由席に乗れるのですが、もし満員だったら乗れず、旅程が大きく狂ってしまうので、安全策としてこの区間は指定席を取りました。予約しなくても席は空いていた模様。

ここから鉄道に変わるので、お囃子の賑やかな音楽が流れて車輪にモードチェンジします。

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途中、左の車窓には深い入り江が見えました。
レールを走る時は結構ガタンガタンします。

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高知県に入り、海の駅東洋町でDMVを降りました。
大きな駐車場を持つ道の駅で、現在は鉄道の甲浦駅に代わってここが交通の結節点になっています。

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道の駅東洋町の目の前には海水浴場が広がっていました。

ここからようやく歩く旅が始まります。

 

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