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2022年12月22日 (木)

円町児童公園(京都市中京区)

非常に久しぶりの投稿です。

京都の近代の公園めぐりの続きを書きます。
訪問はコロナ前で、ようやく書けました。

この日は京都市中京区の公園を見に行きました。
まずは以前、日没後に見た円町児童公園(円町公園)から。
昭和15年に開設された公園です。

訪問日:2019年7月7日

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この右側の石垣の上が円町児童公園です。
この写真は南西側から。

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同じ道の北西側から。
南北に細長い公園です。

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そしてこの西側の道と公園とは段差があり、階段を登って入る形になっています。
なぜこの部分が高いのかというと、秀吉が京都の街を囲んで築いた御土居(土塁)がこの部分を通っていたため、その多少の名残りのようです。

2018年度に公園内の3ヶ所で試掘調査が行われ、御土居の基底部と構築土が確認されたそうですので、御土居の場所であることは確かです。

(参考)京都市考古資料館「遺跡見て歩きマップ 御土居跡[北半]」

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西側の門柱には「圓町児童公園」という石造の古そうな公園標示。

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公園自体はすっきり整備されていて、あまり古さを感じさせるものはありません。

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西側の公園境界は、新しい柵の外側に、頂部が丸いコンクリート製の柵が角柱をはさみながら続いています。
このあたりはもしかすると開園当時からの柵かもしれません。

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一方、敷地外と段差のない東側境界も同様のコンクリート柵が続いているのですが、改修された部分も元のデザインに合わせて改修されていることに好感が持てます(写真の白っぽい部分)。

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公園のほぼ全景。
滑り台など遊具は新しいものです。
真ん中のケヤキは改修前からのもののようです。
他の木はまだ育っていませんが、サクラ、モミジが植えられているとのこと。

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砂場も新しい。

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トイレも新しく、きれい。

もう少し早く見に来られれば良かったなと思います。

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円町児童公園を出て、次の公園に向かいます。
ちょっと気になる住宅。

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下立売通を東に進むと天神川に橋が架かっています。
この近くの鹿垣児童公園は以前訪ねました。

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橋の名前は「新下立売橋」で、石造の親柱が残っていました。

北町児童公園に続く。

<関連記事>
 日常旅行日記「近代の公園目次」

 

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