« 配水塔の稲葉地公園(名古屋市中村区) | トップページ | 日吉公園と茶ノ木島公園(名古屋市中村区) »

2020年3月 9日 (月)

里山公園(名古屋市中村区)

181209satoyama17

名古屋の公園めぐりの記事、これも2018年です。
稲葉地公園を見た後、用事があったので一度中村区を離れ、また戻って中村日赤駅から歩き始めました。
元中村町のあたりは古い建物がよく残っていました。
こちらも洋間付きの長屋っぽい建物です。

訪問日:2018年12月8日

181209satoyama18

正方形のタイルを埋め込んだ門柱なども。
なんとなく古そうなデザイン。

181209satoyama19

こんな風にあちこちにあります。

181209satoyama20
途中、遊歩道がありました。
地図を見ても分かるのですが、見るからに水路跡の遊歩道です。
庄内用水の中井筋(惣兵衛川)が暗渠化されて、中井筋緑道として整備されています。
昭和58年から整備が始まっています。

181209satoyama2

ほどなく今回の目的地、里山公園(昭和10年開園)に着きました。
里山といいながら、平坦な街中の公園です。

181209satoyama1

里山公園の表示は新しいもの。
昭和10年ということで期待したのですが、古いものは残っていないようです。

『名古屋の公園』(昭和18年)によると、中村土地区画整理組合が造成して寄附した公園で、滑り台や砂場があった他、檜・桜など樹木218本があったそうです。

181209satoyama3

公園の南側から。奥行きはここから奥に見える住宅の手前まで。
小さな公園なのですぐ見終わります。

181209satoyama4

整備工事中らしく、公園の一部が柵で囲まれていました。
この回転ジャングルジムは残ったのでしょうか。

181209satoyama5

公園の一角にある集会所はある程度古いかもしれませんが、トタンに覆われていて分かりません。

181209satoyama6

よく見かけるグッドデザインな水飲み場。

181209satoyama7

何かないかと行ったり来たりするのですが、とくに気になるものはありませんでした。
むしろ奥の長屋が気になります。

181209satoyama8
ということで、周辺の長屋などを見ていきます。
洋風の長屋というのか、四角く部屋が張り出していて、その上部の物干し台になっているベランダ柵や敷地境界の低いコンクリート柵にアーチのデザインが施されています。

181209satoyama9

家の前がちょっとした前庭になっていて、こういうコンクリートの柵で囲まれているんです。

181209satoyama10

玄関扉などもモールガラスを使ったすっきりしたデザインです。
昭和30年代ぐらい?

181209satoyama11

並びには洋間付き長屋らしきものもありました。
コンクリートの柵が似ていながら少し違うデザインなのも面白いところ。

 

181209satoyama12

次の公園に向かうため、ジグザグに南下していきます。
こちらも洋間付きの長屋のようです。

181209satoyama13

このようなタイプが周辺には多いようです。

181209satoyama14

とくに右端の一軒が古い姿を留めているようでした。
板塀も足元に四角い開口が並ぶ、洋風っぽいデザイン。

181209satoyama15

こちらも下見板張りの洋間付きの長屋。

181209satoyama16

こちらは真ん中の一棟が前に出ています。

公園自体に古さを感じ取ることはできませんでしたが、周囲の住宅に古くモダンな雰囲気を感じることができました。

 

<関連記事>
 日常旅行日記「近代の公園目次」

|

« 配水塔の稲葉地公園(名古屋市中村区) | トップページ | 日吉公園と茶ノ木島公園(名古屋市中村区) »

国内旅行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 配水塔の稲葉地公園(名古屋市中村区) | トップページ | 日吉公園と茶ノ木島公園(名古屋市中村区) »