里山公園(名古屋市中村区)
名古屋の公園めぐりの記事、これも2018年です。
稲葉地公園を見た後、用事があったので一度中村区を離れ、また戻って中村日赤駅から歩き始めました。
元中村町のあたりは古い建物がよく残っていました。
こちらも洋間付きの長屋っぽい建物です。
訪問日:2018年12月8日
正方形のタイルを埋め込んだ門柱なども。
なんとなく古そうなデザイン。
こんな風にあちこちにあります。
途中、遊歩道がありました。
地図を見ても分かるのですが、見るからに水路跡の遊歩道です。
庄内用水の中井筋(惣兵衛川)が暗渠化されて、中井筋緑道として整備されています。
昭和58年から整備が始まっています。
ほどなく今回の目的地、里山公園(昭和10年開園)に着きました。
里山といいながら、平坦な街中の公園です。
里山公園の表示は新しいもの。
昭和10年ということで期待したのですが、古いものは残っていないようです。
『名古屋の公園』(昭和18年)によると、中村土地区画整理組合が造成して寄附した公園で、滑り台や砂場があった他、檜・桜など樹木218本があったそうです。
公園の南側から。奥行きはここから奥に見える住宅の手前まで。
小さな公園なのですぐ見終わります。
整備工事中らしく、公園の一部が柵で囲まれていました。
この回転ジャングルジムは残ったのでしょうか。
公園の一角にある集会所はある程度古いかもしれませんが、トタンに覆われていて分かりません。
よく見かけるグッドデザインな水飲み場。
何かないかと行ったり来たりするのですが、とくに気になるものはありませんでした。
むしろ奥の長屋が気になります。
ということで、周辺の長屋などを見ていきます。
洋風の長屋というのか、四角く部屋が張り出していて、その上部の物干し台になっているベランダ柵や敷地境界の低いコンクリート柵にアーチのデザインが施されています。
家の前がちょっとした前庭になっていて、こういうコンクリートの柵で囲まれているんです。
玄関扉などもモールガラスを使ったすっきりしたデザインです。
昭和30年代ぐらい?
並びには洋間付き長屋らしきものもありました。
コンクリートの柵が似ていながら少し違うデザインなのも面白いところ。
次の公園に向かうため、ジグザグに南下していきます。
こちらも洋間付きの長屋のようです。
このようなタイプが周辺には多いようです。
とくに右端の一軒が古い姿を留めているようでした。
板塀も足元に四角い開口が並ぶ、洋風っぽいデザイン。
こちらも下見板張りの洋間付きの長屋。
こちらは真ん中の一棟が前に出ています。
公園自体に古さを感じ取ることはできませんでしたが、周囲の住宅に古くモダンな雰囲気を感じることができました。
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