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2020年1月22日 (水)

馬場児童公園(京都市左京区)

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京都市左京区の近代の公園めぐり。宮ノ前児童公園に続いて、馬場児童公園(昭和15年)を訪ねました。
デザイン的に見て面白いのは昭和15年までの公園かなという気がしています。

既に日が暮れかかっていて、見づらくてすみません。
開放的な公園で、外周の道路とは低い柵のみで隔てられているため、公園内の様子は外からもよく見えます。
道路に傾斜があるので、階段状の柵になっています。
この写真は東南隅から。

訪問日:2019年1月14日

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東側の入口が正面の入口のようです。
スロープで上がる入口。
門柱はアールを多用した左右対称のデザインです。

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コンクリートの門柱にそれほど装飾はありませんが、アールや段差など変化を付けてあります。

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馬場児童公園の文字が右から書かれているので、オリジナルのものかと思います。

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公園の北西入口。
階段を登って入るタイプの入口です。
先ほどの門柱と似ているものの形は違います。

 

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南側入口。こちらは階段を下って入る入口です。
階段の先に円柱が付いています。
道路と公園の高さ関係が変化するのに合わせて、入口のデザインも変化しているのが面白いところです。

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公園内部の植樹の縁石。
天然石らしく見えます。

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公園自体は2層に分かれていて、東側の下段はグラウンド、西側の上段には砂場など遊具が集まっています。
その間は緩くふくらむ階段でつながれています。

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以前、富小路公園で見たのと同じような、顔のプレイマウントがありました。
そして子供たちが遊んでいますが、動物遊具があります。
砂場をオアシスに見立てて、そこに集まる動物のイメージに見えます。

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こちら水浴しているゾウ

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居眠りするラクダ

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北西角にもう一つ砂場がありました。

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レーシングカーの遊具。前後どちらにもハンドル。
車体は抽象的ですが、タイヤは本物を使っています。

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ここでも人研ぎの滑り台。京都はほんとに多いです。

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トイレ前の手洗い場。
これも昭和中期ぐらいのデザインに見えます。

この公園の見どころは、よく残っている公園門柱のデザインということになるかなと思います。

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ついでに周囲の近代っぽい住宅も紹介しておきます。
こちらの住宅かなり傷んでいたので、もうなくなっているかもしれません。

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玄関引き戸に鶴の透かしが入っています。

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丸窓のある家。茶室なのでしょうか。

近代の公園を見に行くと、区画整理公園の場合、周辺の開発も同時期だったりするので、周囲の探索も楽しみです。

 

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 日常旅行日記「近代の公園目次」

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