井笠鉄道跡(岡山県笠岡市)
笠岡のまちを歩いていると路地と交差してゆるやかにカーブする道。
これはもしかして?と思ったらやはり線路跡でした。
隅田川とはだいたい併走しています。
大正2年に営業を開始した井笠鉄道(当初は井原笠岡軽便鉄道)の跡です。
内陸の井原と笠岡を結んでいた鉄道だそうです。
廃止されたのは昭和46年なので意外と長く走っています。
軽便鉄道なのでこんなに線路跡も細いのですね。
鉄道関係は詳しいページがたくさんあるので、ここではさらっと現況を紹介します。
訪問日:2019年6月30日
同じ交差点を逆方向に。こちらが笠岡駅方向です。
笠岡山の山号を持つ威徳寺の門前から見下ろす。
この横切っている道が線路跡です。
踏切があったのでしょうか。
しばらく進むと線路は高い所を走っていきます。
線路跡脇に3階建ての民家。
さらに進むと石碑が見えてきました。
表にはシンプルに「記念碑」
裏面には「道路新設世話人 昭和九年一月」その下には発起人12人の名前が並んでいました。
右手前の道が県庁通りに続くので、その道のことでしょうか。
この近くに江戸時代の郷学「敬業館の跡」というものがありました。
寛政10年(1798年)にできて、明治16年まで存続したそうです。
その一部、塾舎の一つが復元されています。
線路跡に戻って、このあたりはまっすぐ。
多少の盛り土の上を走っていて、元々の道と並んでいます。
他の方のページを見ると、この先、鬮場(くじば)駅というのがあって、車庫もあったらしいのですが、1980年に放火により焼失という悲しい話が出てきます。
このあたり建物の裏側をずっと。
町外れになってきたので、ここまでとしました。
ずっと先ですが、笠岡市井笠鉄道記念館というものがあったり、笠岡駅南の西ノ浜北児童遊園地には昔の車両が展示されているそうですので、ご興味のある方はどうぞ。
今回の笠岡の紹介はここまでとします。
実は今回歩く時間がなかった、駅の南側の街(港)にも見どころがたくさんあるらしいですが、それはまたの機会とします。
北木島や白石島にも行ってみたいですし。
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