衣笠南道児童公園(京都市北区)
紙屋児童公園の後は、紙屋川の右岸(西側)を下り、すぐ近くにある衣笠南道児童公園を目指しました。
右奥に見えているのがそうです。周囲は住宅地で囲まれています。
「京都市の近代化遺産・産業遺産編」、p70に載っている衣笠南通児童公園(昭和12年)と同じ公園ではないかと思います。
この辺りは、京都市の西第二土地区画整理事業(昭和9〜16年)の施行区域のようですので、区画整理に伴う公園かと思われます。
訪問日:2018年9月22日
しかし、公園の南西入口には「衣笠児童公園」
名前がいくつもあって、どれが正式名称なのか迷います。
この公園も高低差があります。
公園の立入できる部分は一番低いところで平坦なのですが、斜面も含めて公園になっているようです。
ここもおそらくは紙屋川によって削られた段丘崖なのでしょう。
公園の上から見るときれいに木々が並んでいます。
ずっと柵なので、公園には入れません。
公園内の南端に崖を上がる階段があって、ここで見える石垣などはもしかしたら古いのかもしれません。
公園の南入口。
水玉模様の痕跡があって、何の痕跡か気になります。
石でも貼り付けてあったのでしょうか。
もう一つ不思議なのは、公園内が二重になっていて、空堀のようなもので囲まれていることです。
こんな風に低い部分にベンチが置かれていて、不思議な構造です。
周囲の道路との間には柵があるので、このベンチに座ろうとすると大回りしないといけません。
公園内は2段になっています。
下に広場、上に遊具が配置されています。
この公園内では古そうなものは確認できませんでした。
ただ、ちょっと気になったのは、この公衆便所。
コンクリートの本体に木造の屋根が乗っています。
手洗いが内外どちらからでも利用できるようになっていて、そこが変わっています。
ちなみに公園の上では、このような古い長屋が確認できました。
区画整理事業に伴う開発と言われればそう見えるような住宅です。
まだ公園の記事が続きます。
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