日牟禮八幡宮楼門の動物彫刻(滋賀県近江八幡市)
明けましておめでとうございます。
本年も当ブログをよろしくお願いいたします。
新年最初の記事は、お正月らしく神社の話題にします。
滋賀県の近江八幡市にある日牟禮(ひむれ)八幡宮の楼門の動物彫刻を取り上げます。
撮影は2014年10月。
日牟禮八幡宮は近江八幡の市街地の北側、八幡山の麓にある神社です。
ここの楼門の動物彫刻がすごいんです。
楼門は江戸時代末期の1858年に焼失し、同年再建されたそうです。
遠目には全体に茶色いのでよく分かりません。
楼門の正面部分。
まず目につくのがバクです。
これはお寺の門などで見かけるでしょう。
正面の欄間のような部分、よく見ると亀がいます。
波の間から振り返っている亀と見上げる亀。
波に乗るように滑り落ちる亀。
そして粟?の下から遠くを眺める亀。
それぞれの亀のポーズといい、波や植物の表現といい、とても生き生きしています。
次いで裏側です。
こちらには何があるかというと・・・
同じく、欄間のような部分に鯉がいます。
こちらに顔を見せていたり、波の向こう側だったり、体をひねっていたり。
愛嬌のある表情です。
さらに梁の先端部分(木鼻)には獅子がいます。
これが一匹一匹個性的なんです。
左の方は鞠を抱えていますね。
右はポーズを取っています。
こちらは怖い目をして飛びかかろうとしています。
かと思うとこんな風にふざけた獅子も。
こんな獅子がぐるりと一周しています。
さらに上を見ると斗栱の下にも何かいます。
波乗りうさぎです。
こちらに向かってきています。
一匹ずつの違いはよく分かりませんでした。
これも四周にいます。
さらに上、屋根下の隅にはサルがいました。
楼門の中に入るとここには鳥がいます。
これは孔雀と牡丹でしょう。
これは何の鳥でしょう。
木は松でしょうか。
これは鳳凰ですね。
植物は梧桐?
これは鷹と椿でしょうか。
側面の欄間のような部分に雲のような彫刻がありますが・・・
よく見るとこれも鳥の群れです。
全部で11羽。
反対側にも9羽いました。
全体でいったい何匹(何羽)の動物彫刻があるんでしょう。
しかもそれぞれが生き生きとした描写で見飽きません。
日牟禮八幡宮に参拝されるときはぜひご覧下さい。
そしてこの楼門にはあと一群の彫刻があります。
それは次回の記事で。
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コメント
びんみんさん
あけましておめでとうございます。
いつも参考にさせていただきすみません。
今年もよろしくお願いします。
投稿: MANAZOU | 2016年1月 1日 (金) 22:38
MANAZOUさん
明けましておめでとうございます。
いつもご覧いただきありがとうございます。
すみません、なんてことないですよ。
現状報告していただけるのは助かります。
今年もよろしくお願いいたします。
投稿: びんみん | 2016年1月 2日 (土) 00:58