大和高田市・本町通りの近代建築
2014年8月の旅です。
大和高田の寺内町のメインストリートは南北の本町通りです。
東西の天神橋筋商店街のアーケードから本町通りに入ると、洋風の入ったタイル貼りの町家があります。
本町通りの西側には、寺内町の核である浄土真宗本願寺派の専立寺があります。
東側にはいくつもの近代建築があり、専立寺と向かい合っています。
北から順に紹介します。
まずは森川商店本社ビル。
旧産業銀行高田支店(昭和2年)です。
南側以外に建物がないので、表からも裏からも眺められます。
小振りながら、銀行らしい建物です。
円柱が並んでいたり、装飾があったりする割には、あまりそう感じさせません。
裏側の窓には幾何学模様のステンドグラスがはまっていました。
続いて、三宅蒲団店。
看板建築の洋風建築です。
メダリオンのところに玄関灯が付いているのが面白い。
さらに進むとモリモトデンキがあります。
これだけ見ると看板建築かもと思ってしまう建物ですが、違います。
昭和8年に竣工した旧吉野銀行高田支店です。
この通りは銀行の集まる通りだったんですね。
裏側も見えます。
銀行なので住みにくいと思うのですが、ベランダを増設して物干し場にして生活されています。
さらに旧宮城医院があります。
大正末年の建物で、1、2階の窓の間の装飾など、いかにも大正時代のデザインです。
玄関上部を拡大してみました。
葉っぱの付いた玄関灯の痕跡があります。
本町通りの隣ですが、敷地の奥に煉瓦の四角い煙突が見えました。
銭湯の松湯です。中はレトロだそうなので入ってみたいところ。
大和高田の中でも、本町通りは見逃せない通りです。
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コメント
びんみんさん、お久しぶりです!季節が変わってしまいましたね。
昔の元銀行って日本全国同じような作りが多いのでしょうか?それにしても贅沢感は否めませんね。そうか、銀行強盗とかを考えたら頑丈にしておかなくてはいけないし・・・私の住んでいる目の前にも元銀行が有り、今ではお洒落なギャラリー兼喫茶室になっています。
次なるブログを楽しみにしています。
投稿: まあちゃん | 2015年10月18日 (日) 10:19
まあちゃんさま、こんばんは。
コメントありがとうございます。
昔の元銀行は、同じようないかめしいものが多いと思います。信用が大事ですものね。
小さいのに実際以上に大きく見える気がします。
見た目に良いので、とくに観光地では活用されることも多いですね。
投稿: びんみん | 2015年10月18日 (日) 22:20