中津の和風住宅など(大分県中津市)
大分県中津市の洋風建築に続いて、和風建築も紹介します。といっても和風建築はたくさんあるので、今回は入れる建物を2つだけ。
1つめは諸町にある村上医家史料館(中津市歴史民俗資料館分館)です。
この日はたまたま無料でした。
1640年以来、医家として続いていた村上家の建物を医学の史料館にしたものです。
母屋は文政9年(1826年)。
内部はこんなふうに建物そのままに、展示ケースが置かれています。
洋風を感じさせるガラス戸。
扉に鷹の板絵が描かれていました。
このひもの結び方も見せどころみたい。
取っ手は植物モチーフの凝ったものです。菊?
次に同じく諸町にあり、今年春に南部まちなみ交流館として復元整備された旧宇野屋住宅を紹介します。
もともとは造酒屋・米問屋で、文化12年(1815年)の建物です。
この日は「フェスタ・ディ・ドルチェ」というお菓子のイベントをやっていました。
この建物で面白いのは欄間です。
組み合わせの欄間は時々見ますが、ここでは切り絵風の欄間が取り合わされています。
部分的な拡大。
2つ前の写真の左端の欄間です。
別の欄間はまた違った表現のものです。
花を手毬にしたような、かわいらしいデザインが使われています。
諸町にはこのような古い町家が並んでいます。
最後におまけとして、寺町にある面白い石塀を紹介します。
丸石を積んであるのですが、上段を表面、下段を断面で見せています。
色合いもカラフル。
石工自慢の塀なのか、石工の名を記した石が埋め込まれています。
高倉伊太郎・徳治という名前です。
今回の中津の記事はここまで。
今回触れたのは一部ですが、文化度の高い街なので、面白いものが見られるように思います。
※茶色のマークが今回紹介した場所です
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