高砂市営天川住宅
高砂市の木造市営住宅を訪ねて、宮前住宅の後は、天川(あまかわ)に沿って、上流にある天川住宅に向かいます。
この時は5月でしたので、川を横切って鯉のぼりが流されていました。
こういう企画はあちこちで見ますが、よく観察すると、地方ごとの鯉のぼりの特徴なども見えてくるのでしょうね。
ほんとは途中、昭和9年築という橋向住宅を確認したかったのですが、確認できず。
天川に沿っていくと、天川住宅にたどり着きます。
川のすぐ脇で、堤防の高さが屋根の高さです。
山と川にはさまれています。
住宅は3列に並んでいて、その北の端から。
映画のロケにでも使えそうです。
宮前住宅よりはシンプルなデザインですね。
高砂市営天川住宅は、昭和28年に建築されました。
現在20戸が残っており、11戸が空き家で、これを平成27年度に解体する計画です。
住宅地として廃止が決まっていますので、今いる人が出た段階で順次解体していくのでしょう。
(「高砂市市営住宅再生マスタープラン」(平成25年3月)参照)
同じ道の南側から。
増築されています。
屋根はトタン屋根になっていますね。
道の真ん中あたりから。
道路からセットバックして、塀などはありませんので、のんびりした雰囲気です。
住宅地の北西角から。
住宅地の南西角から。
住宅地は皆同じ形に見えました。
全面道路に妻面を向けていて、玄関です。
突出部にも扉があります。
縦の板張りで、軒下のみ漆喰になっています。
小屋裏の換気口の形に特徴があります。
恐らく便所の足元の換気口。
窓が付いています。
住宅地とは関係ないのですが、隣接して古めのお宅がありました。
窓の桟の切り方が古いタイプです。
住宅地と合わせて、ちょっと時間を遡ったような一角になっていました。
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<関連記事>
「高砂市営宮前住宅」
「高砂市営今市住宅」 「竜山石を訪ねて(5)市営中筋住宅」(2013年4月)
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