秋の香川・島めぐり(9)高見島N邸の情景瓦
高見島の会場の一つにN邸がありました。
写真を撮り忘れたのですが、高い石垣の上にあって、とても眺めのいいお屋敷です。
アメリカで成功した先々代が昭和10年に建てたそうです。
その眺めの良さを活かして、「海のテラス」というイタリアンレストランが営業していました。
クルーズ船や様々な船が行き交う様子を見ながら食事をすることができます。
眺めも素晴らしいですし、展示をしていた屋敷も良かったのですが、気付いたのは瓦が非常に素晴らしいことです。
この馬の瓦、面白いと思いませんか?
立木の向こうから顔を覗かせる馬の情景描写は、海洋堂のよう。
そういう目で眺めてみると、十二支の瓦が乗っているようです。
こちらは牛とネズミ?
虎は天に向かって吠えています。
龍は逆巻く水の中から飛び出す瞬間のよう。
この猿は海を眺めていて、その表情とともに素晴らしいです。
抱えているのも、何かの動物でしょうか。
さらに母屋の鬼瓦は天女がおられます。
極めつけはこの鬼瓦。
一富士、二鷹、三茄子です。
ダイナミックに羽ばたく鷹といい、たなびく雲がデザイン化された富士山といい、裾野の松といい、素晴らしい情景描写です。
このお屋敷の瓦は一見の価値があります。
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