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2014年3月26日 (水)

秋の香川・島めぐり(10)雨の佐柳島

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高見島を一通り見た後、せっかくなので(このパターンが多いですが)、隣の佐柳(さなぎ)島まで足を伸ばしました。
ちょうど新・なぎさ号がやってきたので、これに乗ります。

 

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佐柳島の本浦港に着くと、雨が降り出していました。
雨に煙って、島全体は見えません。

 

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港から見ると目の前に小島が見えます。

 

131103sanagi3 ※クリックすると拡大します

 

佐柳島は水滴型というか、さなぎ型というか、細長い島で、この本浦と長崎の2つの港があります。

 

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この集落唯一の商店。

 

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「只今桟橋に行っております」というのどかな札が出ていて、どうもこの商店のおばさんがフェリーのチケット売りも兼ねているみたい。
この島は芸術祭の島ではなく、日常の時間が流れています。

 

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集落を歩いていると面白い門柱がありました。

 

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ユニークなタイルが使われています。

 

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集落は小さく、すぐ端の墓地に到着しました。
佐柳島にも両墓制(埋葬する墓と拝む墓を分ける風習)の墓地が2つあります。

 

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墓地内に、「佐柳島の誇り」として、平田冨蔵氏、佐柳高次氏の略歴が刻まれた碑が立っていました。
2人とも幕末に咸臨丸の乗組員としてアメリカに渡り、佐柳氏は帰国後、坂本龍馬の土佐海援隊に入ったとのこと。塩飽諸島に共通する歴史があります。

 

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墓地の水場にはタイルの流しがありました。

 

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本浦の集落の中を流れる水路。
この先に大天狗神社という気になる神社があったのですが、雨ですし、あまり時間もないのでパスしました。

 

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もともとこの島ではもう少し時間を取って、長崎まで足を伸ばそうかとも思っていましたが、降り続く雨にめげて、長崎折り返しの船に乗って戻ることにしました。
高見島経由で多度津港まで。

 

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連休で帰省していた人もいたようで、桟橋には見送りの人が集まっていました。
島そして船ならではの光景です。

 

佐柳島は人口が100人を越えていて、実は高見島より人が多いらしいです。
最盛期の人口はなんと2500人。
多くの人が島を離れて暮らしています。

 

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経由地の高見島を後に多度津へ。
瀬戸芸の秋の旗が船尾を飾っています。

 

春・夏・秋と長かった香川・島めぐりのレポートもこれで完結です。
長らくお付き合いありがとうございました。
季節は一巡して春になってしまいました。

 

芸術祭に限らず、これからも瀬戸内の島めぐりの旅は続けていきたいと思います。

 


より大きな地図で 瀬戸内国際芸術祭2013 を表示

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