宇陀松山の街並み・前編(奈良県宇陀市)

奈良県の宇陀市にある城下町・宿場町、宇陀松山の街並みを、ディテールを交えて紹介します。
重要伝統的建造物群保存地区に指定されていますが、例によって近代中心の紹介になります。町家などは控えめな紹介になりますのでご了承ください。
昨秋、はならぁと開催時に連れて行ってもらいました。
町は伊勢本街道に沿って伸びています。
南側から紹介していきます。
一番南は今も造り酒屋のある酒蔵通りになっています。
そのうちの1つ、久保本家酒造会社。銘柄は「初霞」です。

この千代乃松壜詰場(芳村酒造)も良い感じです。
書体もいい。

玄関灯です。和紙のような質感。

こちらは久保本家さんの玄関灯。

屋根の上の戎さんの鬼瓦。
異国的な顔立ちです。

北に向かって歩いて行くと、良いお天気になってきました。
街道筋の街並みです。

お茶屋さんの看板です。
茶壺のデザイン。

はならぁとの会場として公開されていた新宅家住宅。
昭和初期の町家です。もともとは荒物屋さんだったそうで、金星鎌の看板がかかっています。

ここで見どころがかまど。
タイル張りなんです。

このマジョリカタイルがきれいです。
かまどに使われているのは初めて見ました。

またショーウィンドーの上部に面白いガラスがはめ込まれていました。
ドットで表現されていて、江戸小紋のような柄です。

明治35年創業の和菓子屋さん、田中日進堂さん。
看板がレトロです。

大宇陀福祉会館の建物が気になって近づくと、説明があって、旧松山町役場の建物でした。
明治36年の建物です。

続いて森岡医院。大正時代末頃の建物です。
昭和10年頃から30年代までは森藤旅館という料理旅館で、昭和40年代に診療所となったそうです。
「昭和初期の増築では、町内で多くの建物を手がけた大工により、たいへん手の込んだ仕事がなされている」という説明があり、中が気になります。

せっかく宇陀松山に来たので森野旧薬園を見学しました。
この街一番の観光ポイントといっていいでしょう。
森野吉野葛本舗の裏にある江戸時代以来の民間薬草園(日本最古)で、薬草の街・宇陀松山の格を示しています。森野家はもともと葛が本業だったのですが、吉宗将軍の時代(当時、中国から輸入されていた薬草の国産化が進む)、幕府の仕事で近畿北陸の各地に薬草採取に出かけ、その功で下附された薬草を植えたのが始まりだそうです。
中に入ってすぐにあるのは吉野葛をつくるためのプール。
レールが敷かれていて、上に機械が乗るようになっています。
どんな風に動くのか興味津々。

昔の計器類も渋いです。

意外と奥が深く、裏山に登っていくことになります。
宇陀松山の街並みが見下ろせます。

ここが薬草園(の一部)。山の緩やかな斜面に、区画を区切って薬草が植えられています。
いくつか建物も点在していて、昔、薬を届けた駕籠を再現したものなども展示されていました。

さて、街並み散歩に戻ります。
門灯が仕込まれた門。もう1ヶ所、同じ門がありました。

街並みの中央あたりに松山町の道路元標が埋まっていました。
後編に続きます。
<関連ホームページ>
宇陀松山地区観光案内ホームページ
はならぁと2013・宇陀松山
より大きな地図で はならぁと2013 を表示
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