宇陀松山の千軒舎(奈良県宇陀市)
旧伊那佐郵便局の後は宇陀市の松山地区に移動しました。
こちらはかつて宇陀千軒と呼ばれた伊勢本街道の宿場町・城下町で、今も約200軒の伝統的建築物が残っており、重伝建地区にも指定されています。
そのまちづくりセンターとなっている千軒舎(旧内藤家住宅)、とくにディテールを紹介します。
建物は明治初期のものらしく、平成14年に旧宇陀町に寄贈されるまでは、薬屋・歯科として使われていました。
半中庭の向こうに蔵があり、廊下伝いに歩いて行くことができます。
水屋もガラス戸の桟なども面白く、あちこち気になります。
二重線の繊細な桟。
間仕切りのガラス戸には2種類の型板ガラスが使われています。
欄間には各種の花の透かし彫り。
一つ一つ違います。
もちろん釘隠も。
これは何の花?実?なんでしょう。
振り返る鶴の釘隠です。
こうして、自由に見られる形で活用されているのはありがたいことです。
より大きな地図で はならぁと2013 を表示
| 固定リンク
「建築」カテゴリの記事
- 野外博物館・四国村(香川県高松市)(2024.07.14)
- 屋島ケーブル跡(香川県高松市)(2024.06.24)
- 北白川の住宅地を歩く(京都市左京区)(2024.06.06)
- 岡ビルから南の建物(愛知県岡崎市)(2024.02.16)
- 六所神社の彫刻(愛知県岡崎市)(2024.02.11)
「日常旅行(奈良)」カテゴリの記事
- 大和高田の木造アパート(2015.12.27)
- はならぁと2015の宇陀松山(2015.11.01)
- 大和高田市・本町通りの近代建築(2015.10.02)
- 大和高田のアーケード(2015.09.13)
- 2つの大和高田(奈良県大和高田市)(2015.09.07)
コメント