夏の香川・島めぐり(3)ぐるっと伊吹島
伊吹島の続きです。
アート作品をめぐりながら、島の中央にある集落をぐるっと一周しました。
・・・がアート作品よりは島の風景中心にご紹介します。
まず気になったのはこちら。
養豚場でしょうか。屋根の下に低いブロック塀で区切られた区画が並んでいます。
波に千鳥の鏝絵。
このモチーフはよく見かけますが、屋根を海、壁を空に見立てて面白い。
島なので水が貴重。
大型、小型のイズミ(井戸・水くみ場)があります。
集落は島の高いところに広がっているので、眺めが良いです。
おそらく島の石を使った石垣。
見た目は玄武岩っぽい。
島の止まれマークは、香川県独特の両足の間に指3本です。
芸術祭スタッフの方が、虹を作ってくれました。
(本当の目的は打ち水)
家の側面にえびす・大黒の鏝絵。
こちらは扇の鏝絵。
非常に凝っています。
伊吹産院跡(出部屋)というところに寄り道してみました。
説明によると、お産を家の納戸で終えた女性達が、ここで1ヶ月間、新生児と生活する習慣があったそうです。昭和5年に全国にさきがけて近代的な産院になったとも。
道案内をする人形。
島よりも対岸の観音寺でたくさん見かけました。
伊吹島民俗資料館は、旧伊吹幼稚園の建物を利用した、島人手作りの資料館だそうです。
木の廊下が疲れた足に心地よい。
展示によると伊吹島の人口の最盛期は1950年頃で、4325人らしいです。
今は700人あまり。
ここから見る島の集落は斜面から海に流れ込んでいるようです。
海に続く道を下ります。
蔵のなまこ塀。
熱中症対策として、凍らせたタオルが販売されていました。
サービス価格の100円で、スタンプが押してあるので記念にもなります。
ありがたいサービス。
食べるアート作品の島スープは売り切れていました。
島には立派な伊吹八幡神社があります。
伊吹小学校の校章は波がモチーフ。
かなり激しい波なのは実感でしょうか。
伊吹小学校は伊吹中学校に併合されて、旧校舎は展示会場の一つになっていました。
カラフルなうきが教室から流れ出しているアート作品です。
校舎が新しくて作品も元気なので廃校っぽさが薄いのですが、さびしいことですね。
今回は展示作品を見ながら、船の時間も気にしながらで、慌ただしく島を回ったのですが、島は狭い路地の連続で、家のユニークな装飾などもあって、ゆっくり歩き回っても面白いところだと思います。
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