呉羽の里住宅地(池田市)
7月のことですが、池田市にある郊外住宅地「呉羽の里住宅地」を訪ねました。
最寄りの石橋駅から北に徒歩20分ぐらいです。
池田高校のすぐ北隣にあります。
私は箕面市側から回ったのですが、住宅地に入ると桜並木が現れます。
生け垣と合わせて緑が豊か。この日は夕立に見舞われて、一層緑が濃くなっています。
住宅地内の南にある住宅。
自信を持って古い住宅といえるのはこれぐらいです。
玄関脇にダイヤモンド型の窓があります。
住宅地の中心を走る道路。
住宅地の北寄りにはダイヤモンド型のロータリーがあります。
戦前の住宅地ではよく見かけるもの。
そのロータリー中央の緑地に、呉羽の里住宅地開発時の記念碑が残っています。
裏面を見ると、「昭和十二年五月建之 柴田土地建物株式会社」と書かれています。
つまりこの住宅地は昭和12年の開発です。
柴田土地建物株式会社は、他に茨木市や羽曳野市の数カ所で住宅地開発を行ったようです。
住宅地をぐるっと回ってみます。
ちょっと使われていない風ですが、不思議な敷地がありました。
広い敷地に2つ建物が建っています。あまり住宅っぽくないのですが。
住宅地内はメイン以外の道にも街路樹が植わっています。
桜以外の木も植えられています。
和風の門構えの住宅。
これも小屋裏の換気口を見ると古そうな住宅です。
最初に紹介した住宅以外は、これは、という住宅を見つけられませんでした。
ただ、行き帰りに気になる建物がありましたので、ついでに紹介しておきます。
瀬川で見かけた赤い屋根の住宅。
町内会の名前が瀬川荘園だったので、これも古い住宅地の一つかも知れません。
同じく瀬川荘園の洋館付き住宅。
帰りに見かけた住宅はさらにインパクトがありました。
和洋折衷の建物に、洋館部分が付属する形です。
壁に雨が垂れたような模様があって面白く思います。
また別の角度から見ると、後ろにもいくつか建物が並んでいることが分かります。
ここも自治会が野村荘園自治会となっていたので、まとめて開発された可能性もあります。
石橋周辺は、郊外住宅地あり、街道筋の古い町並みありで面白いところです。
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「目次 近代の郊外住宅地と別荘地」
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