天下茶屋のレトロアパート
天下茶屋(聖天下)を歩いていると、レトロな木造アパートが現れました。
気にしていると出会うものですね。
それほど飾り気はない建物です。
東側から見ると中庭があることが分かります。
グーグルマップで見ると、逆コの字型の建物です。
飾り気の少ない建物でも、正面だけは見どころが多くて、少し凹んだ玄関に両側の壁が曲面を描いていたり、玄関扉が軽くアーチを描いていたりします。
アパートの名前は「一聖荘」。
右から書いてあるのはもしかして戦前物件?
検索してみたら、ヒットしたのはMANAZOUさんという方のブログ1件でした。
一冨士荘と同じ「一○荘」なのは、昔の流行なのでしょうか。
玄関前の敷石も良いです。
錠前がかかっていて、住んでおられないふうなのが残念です。
2階の木製サッシの窓。
1階の木製格子。
大きな塵芥箱もあります。
通用口は木戸。
大阪にはまだこんな木造レトロアパートが埋もれているんですね。
(追記)
久しぶりに見に行って、解体されていることを確認しました。
(2020.6.28確認)
より大きな地図で レトロなアパート を表示
<関連記事>
「松崎町のレトロアパート」 「大正アパートの門柱」 「大正区のレトロアパート」 「大阪のレトロアパートいろいろ」 「磯路の木造アパート」 「長居のレトロアパート」 「なんばの千南荘」 「岸里トライアングル」 「岸里トライアングルのアパート」 「新・福寿荘を探検」
| 固定リンク
「日常旅行(大阪)」カテゴリの記事
- 2022年もよろしくお願いします(2022年初歩き)(2022.01.02)
- トンガリ屋根の市営住宅(東大阪市)(2021.08.02)
- 野里を歩く(大阪市西淀川区)(2021.07.25)
- 姫島を歩く(大阪市西淀川区)(2021.06.13)
- 住吉大社門前の道(大阪市住之江区)(2020.01.03)
コメント
お邪魔します。
30年ほど前の半年間ほど、愚輩このアパートの六畳一間の部屋を借りて住んでおりました。
そこは当時たぶん月8千円の家賃だったように記憶しています。
もちろん風呂ナシ・共同トイレで、流し場のガス台は五円玉(か十円玉か失念...)1枚あたり数分間使えるコイン式でした。
8年前に立ち寄った際には(URLご参照)それなりに入居しておられるようでしたが、この様子ですと解体間近といったところでしょうか。
忘れかけていた古傷のような疼きを感じつつも、大変懐かしい気分に浸らせていただいてます。
ご上梓に感謝。
投稿: kamonegi | 2013年8月 7日 (水) 01:07
kamonegiさま
コメントありがとうございます。
なんとこちらにお住まいでしたか。
建築当初はともかく、30年前だと設備的には住みやすいアパートとは言えないですよね。
リンク先拝見して、中の様子も分かり、ありがとうございました。住んでいない私にも懐かしさを感じました。
このアパート、すぐにではないのですけど、解体を待つのみという雰囲気はありました。
ちなみにリンク先のたたみ屋さんはまだあります。
投稿: びんみん | 2013年8月 7日 (水) 01:49
カエルハウスのHP作成しました
よろしくお願いします
投稿: カエルハウス 天下茶屋 | 2013年12月 2日 (月) 18:33
カエルハウスさま
HPのお知らせありがとうございます。
投稿: びんみん | 2013年12月 3日 (火) 00:15