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2013年8月 6日 (火)

天下茶屋のレトロアパート

130803isseiso1 ※クリックすると拡大します

 

天下茶屋(聖天下)を歩いていると、レトロな木造アパートが現れました。
気にしていると出会うものですね。
それほど飾り気はない建物です。

 

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東側から見ると中庭があることが分かります。
グーグルマップで見ると、逆コの字型の建物です。

 

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飾り気の少ない建物でも、正面だけは見どころが多くて、少し凹んだ玄関に両側の壁が曲面を描いていたり、玄関扉が軽くアーチを描いていたりします。

 

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アパートの名前は「一聖荘」。
右から書いてあるのはもしかして戦前物件?
検索してみたら、ヒットしたのはMANAZOUさんという方のブログ1件でした。

 

一冨士荘と同じ「一○荘」なのは、昔の流行なのでしょうか。

 

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玄関前の敷石も良いです。
錠前がかかっていて、住んでおられないふうなのが残念です。

 

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2階の木製サッシの窓。

 

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1階の木製格子。

 

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大きな塵芥箱もあります。
通用口は木戸。

 

大阪にはまだこんな木造レトロアパートが埋もれているんですね。

(追記)
 久しぶりに見に行って、解体されていることを確認しました。
 (2020.6.28確認)


より大きな地図で レトロなアパート を表示

 

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コメント

お邪魔します。
30年ほど前の半年間ほど、愚輩このアパートの六畳一間の部屋を借りて住んでおりました。
そこは当時たぶん月8千円の家賃だったように記憶しています。
もちろん風呂ナシ・共同トイレで、流し場のガス台は五円玉(か十円玉か失念...)1枚あたり数分間使えるコイン式でした。
8年前に立ち寄った際には(URLご参照)それなりに入居しておられるようでしたが、この様子ですと解体間近といったところでしょうか。
忘れかけていた古傷のような疼きを感じつつも、大変懐かしい気分に浸らせていただいてます。
ご上梓に感謝。

投稿: kamonegi | 2013年8月 7日 (水) 01:07

kamonegiさま

コメントありがとうございます。
なんとこちらにお住まいでしたか。
建築当初はともかく、30年前だと設備的には住みやすいアパートとは言えないですよね。
リンク先拝見して、中の様子も分かり、ありがとうございました。住んでいない私にも懐かしさを感じました。
このアパート、すぐにではないのですけど、解体を待つのみという雰囲気はありました。
ちなみにリンク先のたたみ屋さんはまだあります。

投稿: びんみん | 2013年8月 7日 (水) 01:49

カエルハウスのHP作成しました
よろしくお願いします

投稿: カエルハウス 天下茶屋 | 2013年12月 2日 (月) 18:33

カエルハウスさま
HPのお知らせありがとうございます。

投稿: びんみん | 2013年12月 3日 (火) 00:15

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