竜山石を訪ねて(3)旧米田村の近代建築
高砂市の宝殿で石切場や石工の村を見て回った後、旧道をレンタサイクルで走っていると、旧米田村の中心部に出ました。ここはノーマークでした。
角に米田村道路元標が立っていますので、ここが旧村の中心で間違いないでしょう。
そこから脇道に入ると、長い板壁の造り酒屋が現れました。
メイン道路側から見ると、西谷酒造で銘柄は「惣盛(そうざかり)」と大きく看板が出ています。
道の両側に建物があって、南側がメインのようです。
のぞきこむと、煉瓦の四角い煙突もありました。
石積のスロープが美しい。
これも竜山石でしょう。
<追記>
残念なニュースなのですが、神戸新聞によると、西谷酒造さんは廃業され、蔵も解体されるそうです。
神戸新聞「高砂唯一の酒造会社「西谷酒造」200年の伝統に幕」(2013.8.14)
隣には、石材店の本店らしき家もあります。
さらに近代建築で、旧米田公会堂(米田修道場)があります。
昭和10年の建築だそうです。
斜めから。
夕陽を浴びて、ちょっといい感じになっています。
前には皇太子殿下御降誕記念(昭和10年)の国旗掲揚台(たぶん)があります。
またその隣には和洋折衷の下見板張りの住宅もありました。
地域の中心として、モダンさを感じさせる一角です。
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