春の香川・島めぐり(10)宇野ターミナル
直島の宮ノ浦港からフェリーなおしまに乗って帰路につきます。
宇野港までの短い船旅です。
夕暮れ時の瀬戸内をデッキから眺めながらフェリーは進みます。
島にはさまれて、川を走っているようです。
直島の海岸に沿って走るフェリーからは、直島のもう一つの面が見えます。
三菱マテリアルの施設です。
黄色いダンプが荷台を傾けると、一際黒いもの(石炭?)がさーっと下っていきます。きれいなのですが、崩れないのかと遠くから見ているだけでぞくぞくします。
宇野の港が近づいてくると、高い煙突が目に入ります。
おばけ煙突と呼ばれている、宇野(火力)発電所の大正8年にできた煙突らしいです。
宇野港に入港。
高松から船を乗り継いでの瀬戸内海横断です。
港には、ののちゃんの街の看板がありました。
いしいひさいちさんの出身地です。
玉野市って、合併した日比町「玉」地区+宇「野」町で玉野なんですね。
玉野という地名があるのかと思っていました。
まだ明るかったので、少し宇野の街も見てみることにしました。
まずフェリーから見えて気になっていたエルピーガス販売(株)玉野支店。
1階の上の部分にレリーフの連続模様があります。
街の中心にある玉野市文化会館BAUHAUS。バウハウスと命名するとは。旧中国銀行宇野支店らしいです。中国銀行は新しくても同じ感じなので分かりにくいのですが、微妙にラインの装飾が多い?
(追記)
玉野市文化会館BAUHAUSは2017年3月末で閉館となりましたが、その後、2017年12月21日からNPO法人が台湾飲茶店「無天茶坊」を運営しています。文化施設としての役割も果たすそうで、その試みに期待したいと思います。
(2018.1.2記)
玉野市文化会館のある東西の通りは西で折れていて、そのアイストップの位置に三宅医院があります。
四角の連続が美しい玄関。
脇の扉も良いです。きのこキャラみたい。
裏には和館もつながっていました。
その隣にある建物も一応洋館付き住宅でしょうか。
洋風の門もきれいです。
なまこ壁の蔵も附属しています。
非常に凝った格子窓。
時間の関係で深くは探訪できませんでしたが、昭和の町並みが残っています。
宇野駅は、宇高連絡線が廃止されてから小さく建て直されています。
もともと駅舎は線路に平行していたのが、現在は線路の突き当たりになりました。四国につながる通過点から、行き止まりのターミナルとなったことが強く意識されます。
ここから電車で家路につきました。
瀬戸内国際芸術祭はまだ夏と秋の会期が残っていますので、改めて島をめぐりたいと思います。
芸術祭の記事を期待された方には内容薄くてすみません。
お読みいただいてありがとうございました。
より大きな地図で 瀬戸内国際芸術祭2013 を表示
| 固定リンク
「国内旅行」カテゴリの記事
- 四国みぎした旅行(15)田野町の街道を歩く(高知県田野町)(2023.03.22)
- 四国みぎした旅行(14)奈半利の北側(高知県奈半利町)(2023.03.17)
- 四国みぎした旅行(13)奈半利の南側(高知県奈半利町)(2023.03.15)
- 四国みぎした旅行(12)室津のいろいろ(高知県室戸市)(2023.02.18)
- 四国みぎした旅行(11)室津の煉瓦塀(高知県室戸市)(2023.02.15)
コメント