南甲子園のアールデコな塀(西宮市)
西宮市の浜甲子園健康住宅地を見に行った帰り、すっかり暗くなった帰り道に見た墓地の壁がアールデコに見えたので、先日改めて確認に立ち寄りました。
立派な石の門柱が立っています。
同じ並びにもう一つ入口があります。
放物線アーチの柱が塀の所々に埋められています。
時々古い橋の親柱で見かけるタイプ。
立派な門柱の裏側に回ってみると、昭和6年建造の刻印がありました。
やはり時期的にアールデコのデザインなのでしょう。
墓地内に同じく昭和6年の記念碑が立っているのですが、これは何の記念碑なのか説明がありません。
この墓地から南の南甲子園2・3丁目では、大阪毎日新聞社・東京日日新聞社主催で、昭和11年に「輝く日本大博覧会」が開かれました(本会場)。
写真の左上に松の生えた墓地があるのが分かりますでしょうか。
この北側の壁がアールデコの壁です。
写真右奥の集落も気になります。
その集落の方にも行ってみました。
狭い路地に旧集落の名残があります。
こちらの建物は玄関のアーチが特徴的です。
周辺の状況を見ると、「輝く日本大博覧会」の閉会後、跡地は宅地化されたようです。
この博覧会の痕跡を見つけて記事にしたかったのですが、残念ながら見つけられませんでした。
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