建売住宅のバリエーション(堺市東区)
こういう建売住宅を郊外でよく見ませんか?
建設時期は昭和40〜50年代ぐらいかなあと思います。
もっと古い長屋でもそうですが(長屋の場合はタイルを使い分けることがよくありますね)、本体は共通しつつ、隣とは部分的にデザインを変えることがよくあります。堺市東区のここでは7軒ほど並んでいて、そのバリエーションが面白かったので紹介します。
見比べて気付いたデザインのポイントはまず2階バルコニーの手すりと戸袋です。
まず基準としてこの形を覚えて下さい。
手すりはジグザグとビン型の組み合わせ。
戸袋はだんだん大きな長方形を積んでいったような形です。
手すりが花形。
戸袋はたぶん改修されてサイディングが張られています。
手すりはつぼみ型。
戸袋は真ん中に突起。
以下説明は省略しますが、変化を見比べてみてください。
松に隠れて手すりの模様が見えにくいので、形の分かるところも出しておきます。
一方、1階部分では、玄関ひさしの持ち送りもバリエーションのポイントになっていました。
この家は一軒の左右で違います。
これも見比べてみてください。
この建売住宅の場合は違いを出すことにとくに頑張ってるように感じます。
これ以外に面格子で変化を付けている場合もありますが、こういうバリエーションに注目すると昭和40〜50年代の建売住宅にも楽しみが広がるのではないでしょうか。
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「堺東の60年代住宅」
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