西宮船坂ビエンナーレ2012(2)集落を歩く
西宮船坂ビエンナーレ、旧船坂小学校の後は、集落に出て行きました。
茅葺きの古民家が並んでいて、奥の方が展示会場になっています。
現在は空き家で、改修工事中です。
ちょっと一人では怖い雰囲気。スタッフがおられるので大丈夫ですが。お面を付けた子供たちが登場する少し怖い雰囲気の映像が上映されていました。
床も踏むとぎしっといいます。
民家の間の小道。
とてもいい散歩道です。
宇宙船のような作品。
子どもの秘密基地みたいですね。
オーラを感じますが、これは普通の野菜直売所。
えべす風呂と書かれています。
この小屋の床下で北アイルランドで撮影された、羊の毛で羊のためのセンターを編むドキュメントの上映がされていました。真ん中の扉を開けるとほんとにヨーロッパの農家の小屋みたいです。
こちらの石垣にも作品があります。
こういう陶器の小顔が潜んでいるのですね。たくさん。
精霊を思わせます。
こちらはきれいな藁葺き民家。
有料道路をくぐるところで見かけた老人用腰掛け。
ここで休憩する状況がよく分かりません。
夏の休憩スペース?
道をくぐると、意外にも新興住宅地です。
その一角に、作品を展示する小屋がありました。
セミの羽根とか、繊細なものが吊されていました。
ちょっと動いただけで揺れるので息を潜めて動くのですが、そうすると観察する感覚も澄んでくるのが面白いところです。
電球ヒヨコがいっぱい。
「空見ル段々休憩所」という作品。
ベンチに座るとこんな眺めです。
ススキの向こうには紅葉の山並みのみ。
ビニルハウスのフレームに竹が並べられた作品。
曇っていたのですが急に夕陽が射してきました。お天気次第で作品の見え方が変わってくるのも屋外展示の面白いところと思います。
ところで、船坂の集落を歩いていて目立つのが、こういう水場です。
野菜を洗ったりするようです。
空が映り込んだりして、それもまた良いです。
(ちなみに向こうの白い木は作品)
帰りのバス停に向かうついでに、マップに「清水」と書かれていた場所が気になって行ってみました。
大きな木が目印になっています。
湧き水が区切られていて、ここで洗いものなどをするのでしょうか。
亀岡の洗い場を思い出しました。
こういう風景はいいものですね。
木津川アートのときもそうだったのですが、作品そのものが場と響き合っているだけでなく、作品をたどることが、その地域の魅力的なものを見て回る仕掛けにもなっているという二重の仕掛けが、こういう地域型のアートイベントの場合うれしく思います。
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コメント
船坂里山芸術祭推進委員会の事務局長をしている池田です。
普段は、何かと多忙で、なかなか皆様のブログを拝見する余裕がないんですが、11/10に土と火の芸術祭を終え、ホッと一息ついている所で、ふと、ブログを拝見させていただきました。
鑑賞して頂いた後、こんなに素晴らしい情報となって発信されていることに今さらですが感激しました。
私たちにとって、大変貴重な感想を拝見でき、とても嬉しく思います。ありがとうございます。
今、来年に向けていろいろ準備を進めております。
せろひ、来年も起こしいただきますよう、よろしくお願いします。
投稿: 池田壱和 | 2013年11月18日 (月) 18:28
池田壱和様
丁寧なコメントをいただき、ありがとうございます。
恐縮です。来年もぜひ伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
投稿: びんみん | 2013年11月19日 (火) 01:54