木津川アート2012・校内編
最後に、というかこれがメインなのですが、木津川アートの旧当尾小学校での展示を紹介します。
まずHAZEL.Aさんによる当尾小学校ペーパーモデルから。
左が平成元年頃の校舎、右が現在の校舎(平成8年竣工)のモデルです。
平成元年頃の校舎は、明治41年の木造校舎に昭和11年、27年頃に増築されたものらしいとか。
つい最近まで古い校舎が残っていたのですね。
今回の会場はこの平成8年に建てられた3階建て校舎の内外です。
展示には元の教室が活かされています。
こちらは理科室。顕微鏡やルーペなどとともに写真が展示されています。
音楽室には楽器がずらり。
調理室はかなり異様になっています。
鍋には紅葉、スプーンが整然と並び、冷蔵庫を開けると人体模型があってどきっとしたり。
こちらは木津川の緑が描かれた作品なのですが、終了後、記帳した人には葉書サイズにカットして送ってもらえるそうです。楽しみ。
前回の木津川アートで登場した悪夢のパンダ。
今回は増殖しています。
イベント期間に校長先生を勤めたグロリスさん。
仕草が愛らしく、大人気でした。
印象的なブルーの階段。
窓の外には当尾の集落が広がっています。
校庭の方を見るとなんだか賑やか。
子供たちが大喜びしそうな作品。
カウボーイ姿の作家さんが鉛筆をぶんぶんと振り回していました。
すぐ隣の神社も会場になっていて、ひもがのたうっています。
林和音さんはHANARART大和郡山会場でも制作されていました。
プールには神社のような不思議な造形物。
でもちょっと違う。
今回、針穴チームの皆さんにあちこちご案内いただき、たいへんお世話になりました。
校庭の様子が針穴カメラの仕組みで映し出される部屋なども用意されていました。
カメラのかぶりもの。
高校生が記念撮影していますが、この中に入ると針穴カメラの仕組みで外の景色が映し出されるというもの。
でも、知らず知らずのうちにかぶりものをさせられてしまう仕掛けなのかも。
私たちもかぶりました。
最後に、針穴チームの皆さんに特別ワークショップをしていただきました。
サイアノプリント(青写真)といって、日光写真とか青焼きの仕組みなんですが、今回、落ち葉を使ってやらせていただきました。
最後は紫外線ランプも使って、結構きれいに出ました。
左のは分かります? お弁当の容器に使われていた竹筒です。
まさかこんな変身をするとは。
針穴チームの皆さま、ありがとうございました。
と存分に一日小学生として過ごしたのでした。
また来年も開催されるでしょうか。
<関連記事>
「木津川アート2012・登校編」
「木津川アート2012・遠足編」
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「木津川アート2011が始まりました」
「木津川アート2011・加茂篇(1)」
「木津川アート2011・加茂篇(2)」
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「木津川アート第4日:鹿背山の夕べ」(2010年)
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コメント
グロリスさん、ちょっと怖いです(><)
しぐさがかわいい、ということは、実際見たらぜんぜん怖くないんでしょうか・・・
校舎って、不思議な建物ですよね。
昼間はにぎやかなのに、休日や夜間はちょっと怖い場所にも感じるような?
そんな雰囲気が増幅されているような気がしました。
今年も楽しいレポートありがとうございました。
来年も楽しみにしてます!(^^)!
投稿: KYO | 2012年12月23日 (日) 08:19
KYOさん、コメントありがとうございます。
グロリスさん、全然怖くないですよ。
学校の怪談ってありましたけど、
昼間は明るくても、何か秘密があるようなところがありますね。
大地の芸術祭などでも廃校を会場に使ったものをいくつか見たのですが、それぞれ使い方が面白いなと思いました。
その中でもこの木津川アートは学校であることを前面に出して遊んでいて、楽しめました。
来年もよろしくお願いします。
投稿: びんみん | 2012年12月23日 (日) 10:02