新潟さと歩き(4)囲うと溶かす
十日町など、新潟の妻有地域の町を歩いていてすぐに気付くのは、窓枠にフックが付いていることです。
こういう状態のものを見ると分かるのですが、冬場に1階が雪に埋もれてしまうのですね。こうしておかないと雪の圧力で窓ガラスが割れるかもしれないし、窓が開かなくなるのでしょう。新しい住宅にはフックが付いてないのも見ましたが、たいがいの建物についていました。
夏でも板をはめたままの建物も時々ありましたが、西日除けなんでしょうか。
そしてセットされた風鈴。
これに何か目的があるのかは分かりません。
囲っておかないと出られないということで、車庫はもちろん囲われています。
消火栓も囲われています。
いろんなものが囲われています。
一方、前に津南で取り上げたこの池。屋根から下ろした雪を溶かす池です。
鯉を飼うのはボウフラ除けの意味もあるのかもしれません。
雪 → 池 → ボウフラ → 鯉 → 副業に?
隣の小千谷は錦鯉の産地です。
これも豪雪地帯の風景といえます。
こちらは松代の池。
夏空が映り込んでいます。
風土への工夫がつくる風景は、独特の魅力があります。
<関連記事>
○新潟さと歩きシリーズ
(1)大地の芸術祭2012
(2)津南の木造工場など
(3)十日町の木造工場
(4)囲うと溶かす
(5)大地の芸術祭・十日町会場
(6)除雪車のダンス
(7)文字通り小千谷
(8)土の学校
(9)眺める部屋
(10)絵本の学校
(11)泊まれる学校
(12)松代の街道(完)
| 固定リンク
「国内旅行」カテゴリの記事
- 四国みぎした旅行(15)田野町の街道を歩く(高知県田野町)(2023.03.22)
- 四国みぎした旅行(14)奈半利の北側(高知県奈半利町)(2023.03.17)
- 四国みぎした旅行(13)奈半利の南側(高知県奈半利町)(2023.03.15)
- 四国みぎした旅行(12)室津のいろいろ(高知県室戸市)(2023.02.18)
- 四国みぎした旅行(11)室津の煉瓦塀(高知県室戸市)(2023.02.15)
コメント