北の玄関・伏木港(8)気になるものたち
伏木の街を歩いていて、細々と気になったものがいくつかありましたので最後に紹介しておきます。
その1:石材
写真は勝興寺という浄土真宗の名刹の塀です。
(お寺自体はパスしたのですが)
六角形に整えられた石できれいに組まれています。
たぶん凝灰岩だと思います。
いくら柔らかい石とはいえ、高い精度の職人仕事ですね。
どこ産なのか気になります。可能性としては、砺波の金屋石か福井の笏谷石かなあと思うのですが。
同様に伏木測候所の階段や玄関柱基礎部分にも、緑の凝灰岩っぽい石が使われていました。
その2:職人技
伏木では路上の祠の細工レベルが高いです。
寺院建築のミニチュアのように細かな彫り物が施されています。
これなどもすごいでしょう?
勝興寺に関わった職人が技を見せつけているという感じがします。
ちなみに瓦には普通の屋根瓦が載せられていました。
町中にあった、瓦師故吉久善右衛門君之碑。
伏木は明治時代には瓦産地で、明治42年に勝興寺が瓦葺きになった際、共同で瓦を寄進した中心人物だそうです。ここでもお寺と職人の関係が見えます。
明善寺の壁の漆喰細工。
非常に凝っています。
右は蓮の花、中央は一見普通の花頭窓ですが、よく見ると枠が龍になっています。
その3:存在感のある煙突
伏木浄化センターの隣にある、使われてなさそうな煙突です。
焼却場があったのでしょうか。
その4:ゲタのような地盤。
伏木の街の北の方では、ゲタのような地盤の上に建物が建っているように見えます。
こちらもそうですね。
どういう経緯でこういう構造になっているのかなと思います。
また次に訪れるときに分かることがあるかもしれません。
できれば再訪したいと思います。
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○2012富山旅行の記事の目次 北の玄関・伏木港
(1)伏木駅 (2)北前船資料館 (3)伏木気象資料館 (4)港の風景 (5)メインストリート (6)看板建築など (7)工場建築 (8)気になるもの
(9)六渡寺へ(完)
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