直江津でも途中下車（新潟県上越市）

糸魚川に続き、直江津駅でも30分ほど乗換時間がありましたので、また途中下車をしてみました。
直江津駅は長いホームが何本も並んで立派です。
時代を感じさせる骨組み。

駅構内に直江津の鳥瞰絵図の複製が展示されていました。
この頃、駅に地図や古い写真がよく展示されていてありがたいです。
絵図は大正14年のもので、海岸に海水浴場と旅館が並んでいて、これだけ見るとリゾート都市みたいですね。

大きな駅前広場をはさんで、雁木風のアーケード商店街が続いています。

空き地になった区画からふとのぞき込むと、立派な赤煉瓦塀が見えます。
気になりますので裏側に回り込んでみました。

角に柱が立っていたり、煉瓦で屋根がついていたりします。
結構長い。

裏門のアーチだったらしきものがありました。
使われなくなった後、きっちり煉瓦で埋めたのでしょうか。
美しい門です。これが見られただけでも降りた値打ちがあったかな。

後でネットで「いかや旅館」の煉瓦塀では？という情報をいただきました。

先ほどの絵図にも、駅前に立ち並ぶ旅館の中に、いかや旅館が載っています。
和洋併置の本格的な旅館ですね。裏には庭園もあったようです。
いかや旅館は今もホテルセンチュリーイカヤとして立派に営業されています。

＜関連サイト＞
　ほぼ日刊イトイ新聞「美しき日本ー大正昭和の旅」展 　＊いかや旅館の絵葉書が紹介されています
　

裏通りを歩いて行くと、古そうな製氷工場がありました。

町の氷屋さんよりは大型で、魚用なんでしょうか？

水路の上に作られたような通路。なぜ人工芝？

時間の許す限り（あまり許してもらえなかったけど）歩いて行くと、味のある木造の建物。
裏にももう一棟あります。

近寄ってみるとメグミルクの看板が出ていて、牛乳屋さんのようです。
こちらも通常の牛乳屋さんよりちょっと大きめ。

もっといろいろ見たかったのですが、電車に乗り遅れてはいけないので駅に戻りました。
今回は後日の再訪のための下見ということで。
あとは新潟まで快速で一本です。

＜関連記事＞
　「糸魚川で途中下車」 　「新潟さと歩き（１）大地の芸術祭2012」 　○これまでの新潟の記事の目次