北の玄関・伏木港(1)伏木駅
高岡から氷見線に乗って伏木駅に着きました。
ここが今回の旅行で一番の目的地です。
なぜ伏木かというと一枚の地図がきっかけです。
うろ覚えなのですが「日本海の時代」(?)と題された戦前の地図で、敦賀や新潟などとともに、伏木から大陸に伸びる航路が描かれていました。
関西の私があまり聞くこともない地名「伏木」が大陸への玄関として描かれている・・・とても気になりました。
さらに北前船の港町でもあることを知り、必ず行ってみたい場所となりました。
伏木駅は今はローカルな駅で、ゴールデンウィーク中にもかかわらず、降りたのは数人です。
高岡からまっすぐ日本海を目指して走る氷見線は、伏木の駅から急カーブして海岸に寄り添います。
まっすぐ港に進む貨物線も残っています。
駅舎は昭和4年頃なのでしょうか。
もともとは明治33年、中越鉄道の終着駅として開業したそうです。
中越鉄道は、砺波の地主が地元の米や肥料(干鰯)を積み出すためにつくった鉄道で、今の城端線、氷見線、JR貨物・新湊線にあたる富山初の民間鉄道です。
味のある伏木駅の駅名標。
懐かしさを感じさせる改札があります。
これとは別に、臨時改札もあります。
どんな時に使われたのでしょう。
駅の待合室は駅の大きさの割に広く、壁にボーダータイル(棒状のタイル)が貼られているので古いものと分かります。
レトロな色調のタイルでしょう?
(しばらく街を歩いた後)駅にレンタサイクルがあると聞いて、伏木駅に戻りました。観光案内所で貸してくれるのかと思うと、駅の窓口が受付。
自転車は駅の中に停めてあって、自転車を押して改札を出るのがなんだか面白いです。
観光案内所で地図などをもらい、街に出ました。
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○2012富山旅行の記事の目次 北の玄関・伏木港
(1)伏木駅
(2)北前船資料館 (3)伏木気象資料館 (4)港の風景 (5)メインストリート (6)看板建築など (7)工場建築 (8)気になるもの (9)六渡寺へ(完)
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