富山の岩瀬湊(3)大町通り
かつての東岩瀬のメインストリート、大町通りに来ました。
北前船の廻船問屋が軒を連ねていた通りです。
観光地化され、建物は適宜きれいに修景されていますし、多くはありませんが土産物店もあり、電柱は地中化されてカラー舗装です。
(とそこまで完璧だと、逆にわくわくしない天の邪鬼な私なのですが)
奥行きだけでなくて間口も広いのがすごいところ。
こんな立派な商家がいくつも。
右は公開されている廻船問屋の森家で、次回詳しく紹介します。
東岩瀬の廻船問屋の特徴について、解説板がありました。
屋号の入った軒先瓦など撮り忘れています。
そんな和風の重厚な街並みの中に、わずかに軽快な洋風建築も混じっています。
こちらの建物はまちあるきマップにも掲載されています。
私は洋風の建物中心に撮るのですが、意外と洋風の建物は多くありません。
玄関周り。これはこれでいい感じに改修の手が入っているようです。
オリジナルらしき菊花の?玄関灯に味があります。
もっとも横から見るとこの建物も和風の建物に付け足した形の洋風建築であることが分かります。
こちらは本館の脇にある応接間でしょうか。
門の飾りが洋風。
富山の蔵には、扉に鳥居のような飾りが付いているものがあって面白く思います。
鳥居枠と呼ばれ、ぜいたくなものはこの部分にさらに鏝絵(こてえ)まで描かれているそうです。
(参考)
富山県教育委員会『富山の土蔵 -富山県伝統的建築技術調査報告書-』2003年
もっと時代の下るものですが、街並みにある鉄工所も木の桟で味わいがあります。
大町通りは一軒一軒が大きいので維持するのも大変だと思いますが、観光客も訪れているようでしたので、うまく引き継いでいかれればと思います。
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