富山の岩瀬湊(1)岩瀬へ
金沢への寄り道の話で止まっていましたが、今回の旅行の目的地は富山の北前船の港です。
金沢からは再び電車で富山駅に到着しました。
北陸新幹線開通に向けた高架化工事が進行中です。
ここから、平安時代から既に主要な湊で、北前船で栄えた岩瀬湊を目指します。
駅の裏、といっては失礼ですが、北側に降りると、富山ライトレールのホームが駅前広場に組み込まれてあります。ホームはフラットでとてもすっきり。
富山ライトレールの「ポートラム」が入ってきました。
2両連結の、国産の低床式路面電車です。
2006年に開業したばかりですので真新しい。
元はJRの路線でしたが、新たに路面電車を導入したことで全国的に有名です。
これが富山ライトレールの富山港線の路線図。
私の目的地は終点の岩瀬浜です。
気になるのは平行して走る富岩(富山-岩瀬)運河。
物資輸送のため、昭和9年に完成した運河です。
富岩水上ラインという電動の遊覧船が走っていて、次はぜひ乗ってみたいです。
途中、中島閘門(こうもん)をくぐるのも魅力的。
新しい路線だけあって、駅舎のサインなどもきれいです。
途中に「粟島(大阪屋ショップ前)」という駅がありました。
船運を通じた大阪との縁を感じさせます。
終点の岩瀬浜には北前船を解説する企業提供看板が設置されています。
駅ごとに工夫を凝らした観光看板が掲げられていました。
駅を降りるとフィーダーバスといって、富山ライトレールに接続する路線バスが待っています。
使い勝手がよく考えられています。
私は徒歩で回るので関係ないのですが。
駅前は思ったよりきれいに整備されています。
遊歩道を歩いて行くと、岩瀬カナル会館という観光施設がありました。
ここで無料レンタサイクルを貸していたとはその時の私は知るよしもありません。
岩瀬カナル会館は裏が岩瀬運河に面していて、水上バスはこの奥に着きます。
私は徒歩で岩瀬の町の探索に向かいました。
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コメント
びんみんさん、おはようございます。岩瀬湊の1と2を拝見しました。前にもお話ししたかと思いますが、日本には本当に沢山素敵な所があるのですね。特に北前船という言葉が印象的です。原田康子さんの「海霧」と言う長編小説にもよく出てくる名前で遥か昔の様子を思い出してみました。それから水上バスでは横浜のSEA BUSに乗ったことが二度あるので、潮風が気持良かったなーって。でも今年の5月は波が少しあったので怖かった。友人の男性は北海道の海岸沿いを全部車で走ったと自慢していました。勿論一回ではなく休みを利用して何十回かに分けてですが。途方もない距離だと思います。富山の景色は近代的な部分にも、しっかり歴史が刻まれていると感じました。見知らぬ街を案内して頂きありがとうございました。
投稿: まあちゃん | 2012年7月10日 (火) 09:13
まあちゃんさま、こんにちは。
ほんとに素敵なところはたくさんあって、この北前船寄港地もその一つだと思います。ここが遠く、釧路や大阪とつながっているというのがまた良いです。
できれば港町は船に乗ってみるのがいいのですが。
北海道の海岸全部というのはすごいですね。
コメントありがとうございました。
投稿: びんみん | 2012年7月12日 (木) 08:22