浜口西の洋風住宅(大阪市住之江区)
住之江公園を見に行った後、そのまま東へ、住吉公園・住吉大社の方に抜けました。
途中の浜口西には洋風の住宅がたくさんあります。
住吉公園のすぐ西側です。
「ひろの東本西走」の記事で紹介されているものと大部分かぶりますが、現況報告として見ていただけたらと思います。
まずこちらの洋風長屋から。
4軒長屋+4軒長屋で、一番奥は増築されています。
(追記)2020年11月〜2022年4月の間に解体されたようです。
→Googleストリートビュー (2024.4.9記)
2階の花瓶風の手すりや丸窓が特徴的です。
格子の窓も面白い。
近くの西住之江の洋風長屋に通じるものがあるかも。
同じく。こちらは1階にも花瓶状の柵があります。
2階には立方体を斜めから見たような六角デザインがあって、元は窓だったのか、もともとこういう飾りなのか。
少し南にも洋風の入った4軒長屋があります。
八重桜がきれいでした。
(追記)2018年10月〜2020年7月の間に解体されたようです。
→Googleストリートビュー (2024.4.9記)
庭木が生い茂ってうっそうと。
飾りはシンプルですが、モダンです。
少し西にもこの4軒長屋。
かなり改修されていますが、○に十字の窓があります。
側面の仕切り壁をカーブさせてあるのは先ほどの長屋と共通。
左端の住戸には1階の柵が残っていて、最初の長屋と同じデザインですね。
同じ会社が作ったのでしょうか。
クリーム色のタイルも当初のものかなと思います。
もう少し南に移動するとこんな立派なお屋敷があります。
昭和初期のI家住宅です。
堂々としたスパニッシュで、見飽きません。
玄関(こちらは通用口のようですが)も味わいがあります。
さらにはす向かいにはこの建物。
表通りに洋風の住宅が2軒並んでいます。
とてもいい感じなのですけど、近くで育った方の話では、昭和の新しい時期に建ったとのことです。
レトロ趣味で建てられたのか、あるいは移築されたということはないでしょうか。
さらに南に進みます。丸窓のある住宅。
洋風長屋によく使われている窓です。
もう少し時代が下ってダイヤモンドの戸袋。
細胞分裂しているみたいで、こんなのは初めて見ました。
ここにL字型に並ぶ住宅があります。
元は駐車場の部分も住宅があったのかもしれませんが。
そのL字の通路の両端に、「園南住宅」という石柱が立っています。
住吉公園の南だから園南でしょうか。
こちらもこんな感じで。
どういう由来の住宅地なのでしょうね。
設置年などは彫られていませんでした。
木製サッシ、モルタルの住宅で、戦前のデザインではない気がしますので、昭和30年代の住宅地なのかなあという印象です。
ここから西住之江の住宅地にかけて、大阪の中心から見ると南国のイメージなのか、洋風が強いのが面白く思います。(もちろん、堺の浜寺はさらに南国ですが)
<関連記事>
「西住之江の洋風長屋」 「大阪で最初の住吉公園」
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