東山動物園の恐竜像(名古屋市)
名古屋の東山動物園は、昭和12年にオープンした古い動物園で、古くからのものがいろいろと残っています。
その一つが今回紹介する恐竜像3体と古代池です。
まずイグアノドン。
とても愛嬌のある姿です。
皮膚の表現もリアル。
こちらはブロントサウルス。
今はアパトサウルスと呼ぶのが正式らしいですが。
ダチョウのようなとぼけた表情です。
そして古代池に浸かっているトリケラトプス。
これもウロコの表現が細かい。
これらの恐竜像は動物園の開園1周年を記念して、昭和13年に鉄筋コンクリートで作られたそうです。
ドイツのハーゲンベック動物園の恐竜像をモデルにしたのではないかとのことです。
ブロントサウルスを背後から。
今は老朽化により柵が作られていますが、昔は登ったりもできたらしいです。
イグアノドンの背中を拡大してみました。
ウロコが丁寧に表現されています。
トリケラトプスの顔のアップ。
しわの表現もですし、目玉はガラスか何かのようです。
スロープシューターの前に古い絵葉書の写真が掲示されていました。
昔は着色されていたのでしょうか。
現在の姿はこちら。位置関係は同じでしょう?
まだ今の季節だから見えますが、葉が茂るとほとんど見えなくなります。
この恐竜像3体は、動物園の改修計画でも保存されることになっています。
また名古屋市の認定地域建造物資産に指定されています。
昨年に始まった制度で、「地域の歴史的景観を特徴づけている、地域の方々が大切にしていきたいと思っている、など、一定水準以上の建造物」を認定して技術的、経済的に支援しているそうです。
学術的な基準だけでなく、「地域の方々の思い」が基準になっているというのはいいですね。
| 固定リンク
「国内旅行(愛知)」カテゴリの記事
- 岡ビルから南の建物(愛知県岡崎市)(2024.02.16)
- 六所神社の彫刻(愛知県岡崎市)(2024.02.11)
- 志賀重昂氏ゆかりの東公園(愛知県岡崎市)(2024.02.10)
- 県立農業大学校から東公園へ(愛知県岡崎市)(2024.02.09)
- 岡崎旧市街東部の建物(愛知県岡崎市)(2024.02.07)
コメント
大きな溜め息とともに、何とかインターネット開通させたのが一時間ほど前。引っ越し荷物のダンボールに埋もれながらも、気になって仕方なかった接続。結局リモートサポートセンターさんにお世話になりました。びんみんさんの更新が思った以上に多くて、この数日が楽しみです。動物園と言えば、釧路市動物園の「ペルシャ豹のベル」と「雄ライオンのキング」が先月と今月続いて天国へ。実際に逢っているいる大好きな猫系なので寂しくなりました。お天気も定まらず部屋もなんじゃらほい状態・・・まあ気長にやっつけます。またちょくちょくお邪魔しますので宜しくお願いいたします。
投稿: まあちゃん | 2012年3月17日 (土) 13:54
まあちゃんさま、おひさしぶりです。
お引っ越しお疲れさまでした。
釧路市にも動物園があるんですね。
今年の寒さが厳しかったからか、この東山動物園でも訃報がたくさん出ていました。
気長によろしくお願いします。
投稿: びんみん | 2012年3月18日 (日) 01:15