万代の洋風長屋など(大阪市住吉区)
昨年末に長居を歩いた帰り、万代で洋風の長屋などを見かけました。
その日は日が暮れていたため、年明けに改めて出直しました。
このエリアは大阪市住吉区で帝塚山に隣接しています。万代池の南側です。
大正14年に認可が下りた「住吉第二耕地整理組合」の区域南西部ですので、昭和初期に開発が進んだ地域と思われます。
まずは、あべの筋に面した大きなお屋敷から。
中華風の混ざったような立派な門です。
敷地北端に建物が並んでいて、きれいに補修されていますが、本体は古そうです。
幾何学模様の木製桟が入った町家。
トンガリ屋根の洋風長屋が3棟連続しています。
こちらは重量感のある和洋折衷の2軒長屋。
正面から見るとこうなっています。
円窓に斜めの桟が入っています。
もう一つの円窓は分割の仕方を変えてあります。
映画館のような存在感のある銭湯の牡丹湯さん。
建物は戦後すぐに廃材を使って建てられたそうです。
かっこいいデザインでしょう?
後日、お風呂に入りに行きましたので別の記事にします。
少し洋風の入った長屋。
洋館付き住宅の洋館部分。
塀が高いのでよく見えません。
ちょっと牡丹湯さんのデザインに通じるものがありますね。
これも洋館付き長屋と言っていいでしょうか。2軒長屋×2です。
洋館付きの4軒長屋。
塀のデザインが面白い長屋です。
恐らく左がオリジナルで、右は煉瓦を使って改修したのでしょう。
もちろん洋風のもの以上に和風の長屋もたくさんあります。
このように立派な長屋もあるのですが、残念ながら無人で荒れています。
長屋の玄関灯。
長屋の2階の木製手すり。
風景画のような透かしが入っていて、とても凝っています。
<住吉第二耕地整理組合の位置>
帝塚山の周辺ということで、このような地域を歩いて行けば、洋風デザインの波及が面として感じられるのかなと思います。
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コメント
こんにちは。
びんみんさんのこの記事&牡丹湯の記事を拝見して帝塚山&万代界隈をブラブラ探訪しました。
このエリアは何度か探訪していますが、いつ行っても落ち着いた佇まいがいいですね。この記事の中では和洋折衷の2軒長屋が一番の好みです。
帰り際に北畠駅の近くで良さ気な喫茶も見つけ、これもブログにアップ予定です。
投稿: ひろ009 | 2012年3月27日 (火) 23:46
ひろさん、こんばんは。
このあたりを探訪されたのですね。
いい街並みだと思います。
この和洋折衷の2軒長屋、いいですよね。
北畠駅近くの喫茶店、また拝見します。
私は帝塚山三丁目近くの喫茶店に入ったところ、アマチュアカメラマンのたまり場になっているようで、それはそれで面白かったです。
投稿: びんみん | 2012年3月28日 (水) 01:28