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2012年3月 4日 (日)

万代の洋風長屋など(大阪市住吉区)

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昨年末に長居を歩いた帰り、万代で洋風の長屋などを見かけました。
その日は日が暮れていたため、年明けに改めて出直しました。

このエリアは大阪市住吉区で帝塚山に隣接しています。万代池の南側です。
大正14年に認可が下りた「住吉第二耕地整理組合」の区域南西部ですので、昭和初期に開発が進んだ地域と思われます。

まずは、あべの筋に面した大きなお屋敷から。

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中華風の混ざったような立派な門です。

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敷地北端に建物が並んでいて、きれいに補修されていますが、本体は古そうです。

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幾何学模様の木製桟が入った町家。

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トンガリ屋根の洋風長屋が3棟連続しています。

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こちらは重量感のある和洋折衷の2軒長屋。

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正面から見るとこうなっています。

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円窓に斜めの桟が入っています。

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もう一つの円窓は分割の仕方を変えてあります。

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映画館のような存在感のある銭湯の牡丹湯さん。
建物は戦後すぐに廃材を使って建てられたそうです。

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かっこいいデザインでしょう?
後日、お風呂に入りに行きましたので別の記事にします。

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少し洋風の入った長屋。

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洋館付き住宅の洋館部分。
塀が高いのでよく見えません。

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ちょっと牡丹湯さんのデザインに通じるものがありますね。
これも洋館付き長屋と言っていいでしょうか。2軒長屋×2です。

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洋館付きの4軒長屋。

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塀のデザインが面白い長屋です。
恐らく左がオリジナルで、右は煉瓦を使って改修したのでしょう。

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もちろん洋風のもの以上に和風の長屋もたくさんあります。
このように立派な長屋もあるのですが、残念ながら無人で荒れています。

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長屋の玄関灯。

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※クリックすると拡大します

長屋の2階の木製手すり。
風景画のような透かしが入っていて、とても凝っています。



<住吉第二耕地整理組合の位置>

帝塚山の周辺ということで、このような地域を歩いて行けば、洋風デザインの波及が面として感じられるのかなと思います。

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日常旅行(大阪)」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
びんみんさんのこの記事&牡丹湯の記事を拝見して帝塚山&万代界隈をブラブラ探訪しました。

このエリアは何度か探訪していますが、いつ行っても落ち着いた佇まいがいいですね。この記事の中では和洋折衷の2軒長屋が一番の好みです。

帰り際に北畠駅の近くで良さ気な喫茶も見つけ、これもブログにアップ予定です。

投稿: ひろ009 | 2012年3月27日 (火) 23:46

ひろさん、こんばんは。
このあたりを探訪されたのですね。
いい街並みだと思います。
この和洋折衷の2軒長屋、いいですよね。
北畠駅近くの喫茶店、また拝見します。
私は帝塚山三丁目近くの喫茶店に入ったところ、アマチュアカメラマンのたまり場になっているようで、それはそれで面白かったです。

投稿: びんみん | 2012年3月28日 (水) 01:28

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先日、びんみんさんが書かれていた探訪記事を見て、ぶらりと帝塚山方面に出かけました。 帝塚山には親戚の家があって幼い頃から何度も遊びに訪れていますし、これまでにも数回、住宅を中心に建築探訪もしています。... [続きを読む]

受信: 2012年3月27日 (火) 23:03

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