磯路の木造アパート(大阪市港区)
大阪市港区の磯路というと、弁天町駅の南側です。
昨年、ここにある「ギャラリーはたなか」(磯路2-11-5)での永田収さんの写真展「大阪日常景」を教えてもらって出かけました。こちらのギャラリーは初めてです。
写真展は大阪の西成区やこの磯路の周辺など、ほんの少し前の下町風景を写したもので、実際の年月以上に懐かしさを感じさせる写真でした。
写真もさることながら、このギャラリー自体も、みなと通、つまり大阪で最初の市電が走った通りに面しています。大阪港から中之島に向かう幹線道路でした。
ギャラリーの建物は改装されてきれいになっていますが、内部の柱や梁、天井は昔の木をそのまま見せています。意外と古いものが残っている地域のようです。
帰り道、裏道を通ると木造アパートを何軒か見ることができました。
まずこちらは光陽荘です。
正面から。2階建てで中廊下の典型的な形のアパートです。
光陽荘で面白いのは2階の窓手すりです。
木製で意匠に凝っています。
また向かいの美嶋荘は、外観こそ地味に改装されていますが、玄関扉から漏れる暖かみのある光は、昔の雰囲気です。
また歩いて行くと、古い防火用水槽もプランターとして置かれています。
片側廊下の藤影荘もちょっとレトロな雰囲気のあるアパートです。
今回見た3軒はすごく凝っているアパートではないですが、それぞれに味わいがありました。
(おまけ)近くのマンション元町。60〜70年代風の角丸の開口部が面白いマンションです。
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