旧新田小学校とオルガン(豊中市)
先日、「十三のいま昔を歩こう」の記事を見て、豊中市の旧新田小学校が一般公開されていることを知り、ちょうど近くに行く用事がありましたので、見学してきました(既に終了)。
旧新田小学校は明治33年(1900年)に建てられた木造校舎です。築100年以上!鉄筋コンクリートの小学校に通った私にも懐かしさを感じさせる建物です。
素敵な教室の様子など、新之介さんがいい感じの写真で紹介されているので、私はできるだけかぶらない内容で紹介したいと思います。
ちなみに机と椅子、教卓、教壇は大阪市の御津小学校のものだそうです。
かつての生徒や先生、地域の人たちの思いのこもった建物や机などをこうして残して下さっていることはありがたいことだと思います。
大阪市の旧精華小学校も残してくれたらいいのに。
私は終了間際に訪れたのですが、係の方(豊中市教育委員会の方?)は、急かすこともなく、とても親切に案内してくださいました。
教室の柱と天井には耐震補強の部材がわたされていました。
教室内部がパステルカラーに塗られたのは昭和30年代らしい。頭の片隅に置いておくと参考になりそう。
教壇のふたを外すと掃除道具入れになります。合理的。
この日の公開では、説明資料を自分でガリ版刷りして持ち帰れました(他に印刷物もあります)。
なかなか遊びごころある趣向です。
豊中市教育委員会のファンになりそう^^
蓄音機でレコードも聴かせてくださいました。
昔の教材や豊中市の小学校の歴史など、興味深い資料は多々あったのですが、ここでは一番奥の部屋(教室にも)に並べられていたオルガンを紹介したいと思います。
オルガンの鍵盤の上にはレトロなボタンが並んでいます。
夢のあるヤマハオルガンのロゴ。
中でも気になったのが、オルガンのペダルのデザインです。
こんな点描風の素敵なペダルなんです。
同じく点描風。
これは機構を図示している?
明治のオルガンのペダルは職人気質ですが、やはり美しいデザインです。
それだけオルガンは夢のあるものだったのでしょうか。
ついでながら、ミシンのデザインも美しいものです。
シンガーミシンの脚の部分。
ミシンもそこから洋服が生まれるので夢のあるデザインにしているのでしょうか。
旧新田小学校は、毎年秋に一般公開されているようです。ご興味を持たれた方、ぜひお出かけ下さい。
新之介さん、ありがとうございました。
| 固定リンク
「建築」カテゴリの記事
- 野外博物館・四国村(香川県高松市)(2024.07.14)
- 屋島ケーブル跡(香川県高松市)(2024.06.24)
- 北白川の住宅地を歩く(京都市左京区)(2024.06.06)
- 岡ビルから南の建物(愛知県岡崎市)(2024.02.16)
- 六所神社の彫刻(愛知県岡崎市)(2024.02.11)
「日常旅行(大阪)」カテゴリの記事
- 2022年もよろしくお願いします(2022年初歩き)(2022.01.02)
- トンガリ屋根の市営住宅(東大阪市)(2021.08.02)
- 野里を歩く(大阪市西淀川区)(2021.07.25)
- 姫島を歩く(大阪市西淀川区)(2021.06.13)
- 住吉大社門前の道(大阪市住之江区)(2020.01.03)
コメント