五條で書体三昧
今回の記事は、写真を見ていただいたら分かる内容です。
五條の街を歩いていると書体にとても懐かしさを感じました。
まず五條の住所表示板から。太いゴシックなのですが、手描きの味わいがある書体です。
となりの看板が気になる方が多いかもしれませんけど。
駅前の案内図からして手描き。
これも手描きの住所表示です。
これがいくつも固まっている場所がありました。
さながら展覧会。
旅館の看板も毛筆書体。
「萬金物商」と書かれているようです。消えかけてますが。
メガネの表示が出ていますが、この店は・・・
時計店です。
どこかで見たことがある味のある書体。
カタカナで「スグソコ」。既にどっちか分かりにくい。
右から書いてあるのは戦前からあるのでしょうか。
きれいに修景されている五條新町の餅屋さん。
これは復刻版かも。
(追記)2018年11月に閉店されたそうです(2019.12.30記)
ちょっと趣向を変えて薬局の壁。
荒谷薬局さんです。
「薬」の字を拡大してみました。
赤かべに白字で名前を浮き上がらせています。
独特な書体です。
角のたばこ屋さん。でもよく見ると、麻雀牌とか、GUNDAMとか、ディズニーキャラクターとか描かれているので、おもちゃ屋もされていたのかもしれません。
こういうのは今風?
明らかに昔風。
現代風書体の醤油屋さん。
看板オンパレードな薬局。
全然不自然さがなくて、昔からこうだったという感じ。
最後に眼科を。
目の形を入れてます。
書体三昧は看板三昧でもあって、五條の街を歩いているとほんとに懐かしいものにたくさん出会えます。
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コメント
びんみんさん、ええもん見せてもらいました。いつもとちょっと違う様でびんみんさんらしい着眼点がたまらんですなぁ。いっぺんにこんだけ出してしまうのもったいないくらいのボリュームとバリエーション。五條…いつもクルマで素通りしてましたけど、ええとこなんですね。
楽しませてもろて有り難うございました。
投稿: 山本龍造 | 2011年10月18日 (火) 05:23
山本龍造さん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
私も、この写真、一枚ずつ丁寧に解説していったら「アホげな小発見」っぽくなるかなと思ってました(その味わいは出せませんけど)。
通る機会がありましたらぜひお立ち寄り下さい。
投稿: びんみん | 2011年10月18日 (火) 07:46