山形の旅(7)鶴岡の丙申堂
鶴岡の話も最後。丙申堂を紹介します。
丙申堂は、鶴岡の豪商・風間家の住宅です。
明治29年の丙申の年に建てられたので、この名前があります。
風間家はもともと新潟の沢海藩の武士でしたが、18世紀後半に鶴岡に移って、庄内藩の御用商人として呉服や太物を扱い、幕末には鶴岡一の豪商になったそうです。明治期には貸金業に転じました。経営していた風間銀行は、荘内銀行のルーツの1つです。
今回は訪ねませんでしたが、近くには別邸の「無量光苑釈迦堂」もあります。
閉館時間間際に訪れて、広い邸内を大急ぎで案内していただきました。
2階から中庭の眺めがとてもよくて、ほんとならゆっくりしたい気分でした。
屋根に石が敷き詰められているのが特徴です。
畳敷きの部屋がどこまでも。部屋数は全部で19です。
中庭に面する通路は住宅とは思えない長さです。
営業もしていたわけですが。
模様入りのガラス。
最近、気になっている釘隠もさすがにいいものが使われています。
あまりに駆け足で回ったのでほとんど写真を撮っていませんが、この他にもみどころはいろいろあります。
なお、映画「蝉しぐれ」のロケ地の1つにもなっているそうですので、興味のある方はどうぞ。
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コメント
こんばんは。平日だから更新はないだろうなって思いながら見たら、あった!本当に素晴らしい日本家屋ですね。今日は私の誕生日だったので、目を通してプレゼント頂いたような気になりました。こちらうすら寒くて外は雨だし、せっかくお友達とお昼ご飯を一緒にと約束していたのですが、あまりの大雨で延期になりました。びんみんさんの次なる旅先はどこでしょうか?
投稿: まあちゃん | 2011年7月14日 (木) 20:26
まあちゃんさま、こんばんは。
お誕生日おめでとうございます。
そこまで楽しみにしていただいて恐縮です。
大阪は夏らしい日が続いていますが、そちらは寒そうですね。
次なる旅先は・・・お楽しみに!
投稿: びんみん | 2011年7月15日 (金) 01:09