山形の旅(6)鶴岡のまちなか近代建築

鶴岡には立派な明治建築もありますが、まちなかにも近代建築がいくつもあります。
とくに山王町の商店街のあたりに昭和初期の建物が集まっているようです。
駅前通りが分岐してお城の方に向かう道の入口に、ランドマークのように立っているのが寛明堂写真館です。
昭和7年に建てられた写真館を、外観を残して平成元年に改築されています。

中国風のロゴで、八角窓の格子もユニークです。
最初に見たときはハンコ屋さんかと思いました。

山王町の商店街を進むと木村屋本店。
古いパン屋さんで、木村屋というのはほんとに多いですね。
創業者が東京の木村屋総本店で修行し、明治20年に山形県初のパン屋さんとして創業したそうです。
現在の建物は昭和初期の建築で、パン屋さんとしてはかなり立派な店構えです。

さらに進んでお城の堀を兼ねた内川にぶつかるのですが、内川を渡る大泉橋のたもとにギンヨー827という服屋さんがあります。ここは昭和6年の賑やかな建物です。

大泉橋自体も昭和6年に架け替えられた橋で、アールデコのデザインが入っています。
この時期に街並みの整備が進んだのでしょうか。

それ以前の橋が眼鏡橋だったのを、橋脚をなくしてアーチ型にしたという美しいデザインの橋です。

大泉橋を渡ると本町です。
地名からいって歩いておきたい町です。
アーケードのある通りですが、その上に近代建築の頭が出ていました。
エビスビルと書かれています。

大正〜昭和初期のデザインが残っています。

アーケードに下にもえべっさんの装飾が。
洋風なのにえべっさんというのが面白いですね。

商店街を離れて、内川沿いにも気になる建物があります。
庄内地域産業保健センターといって、現在は福祉施設に使われている建物です。福祉施設への転用も最近は多いですね。

もう一つ、謎めいた建物もありました。
どんな目的の建物だったのか、気になります。

再び、大泉橋の方に向かいます。内川沿いの緑地公園の中に煉瓦小屋が立っています。実は、大正9年に蒸気ポンプを入れるために建てられた正式名称「旧鶴岡町消防組第八部消防ポンプ庫」です。元々大泉橋のたもとにあったものを平成8年に移築したものです。
なんとトイレとして活用されています。
近代建築風に建てられたトイレというのはよく見ますが、近代建築をトイレにしているのは珍しいのではないでしょうか。

美しい煉瓦積みです。
こういう残し方もあるのですね。
鶴岡の街は近代にも華やかな歴史があり、このように近代建築を楽しむこともできます。
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