山形の旅(5)鶴岡カトリック教会は両津の妹
鶴岡公園の後は、まちなかにある鶴岡カトリック教会を見に行きました。
和風の立派な門の向こうに赤い屋根の天主堂が見えます。
門を入ると全景が眺められます。
鶴岡カトリック教会天主堂。明治36年(1903年)にフランス人のパピノ神父の設計で建てられました。パピノ神父の日本での最後の設計だそうです。重要文化財。
<参考>両津カトリック教会(佐渡市)
実は昨年訪れた佐渡の両津カトリック教会は、明治20年建設でパピノ神父の来日最初の設計です。
なんとなく似てますね。小さい分、かわいらしい。最初と最後の教会を続けて見ることになったのも不思議な縁です。
<参考>聖ザビエル天主堂(京都市→明治村に移築)
そして昨年、明治村で見た聖ザビエル天主堂は、明治23年にパピノ神父の監督で建てられたもの。
パピノ神父は日本で7つの教会を建てたらしいのですが、残り少ない現存するものをこうして見て回れたというのも不思議です。
さて、教会にお邪魔します。
白一色でポイントに赤ですが、壁面に細かな装飾が施されています。
教会の内部。結婚式などにも使われているようです。
側面を見たところ。
模様の描かれたガラス。
ゆらいだガラス越しに幼稚園が眺められます。
入り口にはステンドグラス風のガラス装飾があります。
外に回って床下換気口の面格子。
ちゃんと十字架が読み込まれています。
隣に立つ司祭館は大正3年(1914年)の建物だそうです。
白壁が調和しています。
白壁に赤い屋根が映える美しい教会でした。
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コメント
素敵な教会の写真が連なり歴史が感じられ、気持ちがゆったりしました。こちら釧路では不思議なことに教会・神社・お寺が混然一体となっているのに気がつきます。素人考えですが、入植して厳しい自然・生活に耐え抜くための支えだったのではないでしょうか?二年前の明日三日はびんみんさんは北海道でしたね。私は横浜からお友達が遊びに来て、20日から22日まで、初日は初めて帯広方面、中日は数回行ったことのある厚岸・霧多布の湿原などを堪能し、最終日はノロッコ号に乗りました。車を運転する彼女は鹿・熊に注意の標識に、「どうやって注意したら良いのさ!」って緊張気味でした。勿論私も。お天気は、私は去年との比較しかできませんが、とても7月の初夏(?)とは思えません。涼しいと言えばそれまでですが・・・次のブログ更新を楽しみにしています!
投稿: まあちゃん | 2011年7月 2日 (土) 12:00
まあちゃんさま、いつもありがとうございます。
釧路では教会・神社・お寺の区別がはっきりしないのですね。そういえば、釧路で真っ赤な屋根の神社を見ました。
北海道旅行から2年になりますか。
シカの線路立ち入りで特急が遅れたのを思い出しました。
人を案内することで訪れる場所もありますね。ふだん一人旅が多いですが、案内し、案内される旅行もいいなと思います。
ブログ更新が滞っていてすみませんが、マイペースで続けますので、今後ともよろしくお願いします。
投稿: びんみん | 2011年7月 5日 (火) 20:37
こんにちは!お返事ありがとうございました。やっとぬくいと感じられる昨日今日です。東京育ちの私には、暑いはまだないです。一つ私の語彙不足で、読まれている方々の誤解を招くといけないので言い訳です。混然一体の意味を取り違えていたようです。私の見られる一区画で色々な宗派の教会・寺・神社がかたまってあるので、そういう意味では共存の方が的確でしょうか?びんみんさんの仰る真っ赤な屋根の神社は、屋根だけでなく建物全体が赤って感じで、一段高い岡の上ですから非常に目立ちますね。
私も一人旅がほとんどですが、去年に引き続き彼女とはNK細胞全開の笑いの珍道中で楽しかったです。もうすでに来年どこに行こうか思案中だとか・・・一番印象深いのは帯広の真鍋庭園です。ここは絶対にお勧めですよ!町の真ん中に24,000坪の自然です。そして案内する私ではなく、二人でカーナビに頼るのは懲りたので地図を見つつのある意味探検です。夏真っ盛りの様子ですが、どうかお元気でお過ごしください。
投稿: まあちゃん | 2011年7月 6日 (水) 10:38
まあちゃんさま、こんばんは。
ようやく暖かくなったのですね。大阪はすっかり夏です。
混然一体は、教会・寺・神社が一緒にあるということだったのですね。
帯広の真鍋庭園、機会ありましたら行ってみたいと思います。それにしても広大な庭園ですね。
きっと今はいい季節なのでしょうね。
投稿: びんみん | 2011年7月 7日 (木) 01:50