信達宿の藤まつりと和の風景(和泉砂川)
昨年、「十三のいま昔を歩こう」で取り上げられていて気になっていた、熊野街道・信達宿のふじまつりを見に行ってきました。
最寄り駅は泉南市のJR和泉砂川。西口を出て200mほど歩くと熊野街道にぶつかります。
大きな町家が連なる趣きある町並みです。
今日は天気も良かったので、藤を見に、人がぞろぞろと歩いていました。
町並みに沿って水路もあり、石橋が架かっています。
(ここはルート外)
その熊野街道を北に歩いて行くとやがて藤波が見えてきます。
藤を育てる名人だった梶本さんのお宅です。
1本の木から広がる藤。
今年は開花が遅いらしく、まだ4分咲きだそうです。
満開になるとそれは見事らしいのですが。
その様子は、下記「十三のいま昔を歩こう」の昨年の記事をご覧下さい。
<関連ブログ>
十三のいま昔を歩こう「信達宿の野田藤」
足場が組んであって、100円を納めると上に上ることができます。
こんな風に藤のじゅうたんが見られます。
今年は一般公開を5/1まで延期して、見頃は4/27〜29日の予想だそうです。
ゴールデンウィークに見るチャンスがありますね。皆さまもぜひ。
>熊野街道信達宿 藤保存会のホームページをご覧下さい。
そして5/2には花房摘みも。
また来年に向けては、郵送による満開日の連絡サービスもされています。
ホームページもまめに更新されるようですし、至れり尽くせりという感じです。
お店も出ています。
夜間の照明もセットされています。
さて、さらに街道を200m進むと信達宿の本陣の一部が残っていて、今日は100円で特別公開されていました。
4/29、30、5/1も公開されるそうです。
立派に見えて、これでも勝手口。
紀州藩の殿様が参勤交代の際にこの本陣に泊まったらしいのですが、その部分は既になくなっています。数人のガイドの方が展示物の紹介などをされていました。
最近、和風建築を見るときに気になっている釘隠。
これはハマグリでしょうか。
こちらは何かの実です。
また街道筋の町家を見ていると、小屋裏の換気口が凝っているのが分かります。
これは宝珠でしょうか。
こちらは扇形。
虫籠窓にもデザイン。
鍾馗さんもあちこちにおられます。
飾り瓦の大黒さん。
細工が細かいです。
同じ家の戎さん。
さらに活きのいい波乗りうさぎ瓦も。
熊野街道の宿場だけあって、ところどころ美意識の高さを感じさせます。
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コメント
びんみんさん、お久しぶりです。この所立て続けに目を楽しませてくださる写真や文章に心がなごみます。あまり体調が良くなくて、気も荒んでいたのですが、今日は一言お礼をと思いました。色々行ったことのない場所に案内してくださったり、藤の花の立派さにはただただ感動です。またお喋りしますが、5月10日より佐々木榮松画伯の「魚拓展」があの南大通ギャラリーで始まります。開高健氏の話も添えられているのではないでしょうか?GWはどこかへ行かれるのかな?そうでしたら、その後が大いに楽しみです!
投稿: まあちゃん | 2011年4月25日 (月) 15:55
まあちゃんさま、おひさしぶりです。
このところ更新が滞っていてすみませんでした。
体調がよろしくないのですか。
釧路の近況を教えていただいてありがとうございます。
GWは新潟経由で山形に行きたいなと思っています。
初めてなので楽しみにしています。
投稿: びんみん | 2011年4月25日 (月) 23:22
お久しぶりです。
藤の件は、友人から教えてもらい、たまたま昨日のサンケイ新聞にも出てました。本家の野田ではほとんど野田藤を見れないようなので、貴重なんでしょうね。
投稿: はてのうるま | 2011年4月29日 (金) 09:48
はてのうるまさん、ごぶさたしています。
ここの藤は結構有名なようですね。見事です。
今日などはかなり見頃なのではないかと思います。
本家の野田も、のだふじの会は会員数百人おられるそうで、順調に増やされて、鉢植えならあちこちで見られますよ。
大きな藤棚は下福島公園などにあります。
投稿: びんみん | 2011年4月29日 (金) 09:59