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2010年12月22日 (水)

玄関灯も楽しい(大阪市東住吉区)

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近代の建物を求めて街を歩いているといろいろ気になるものがあるのですが、その一つに玄関灯があります。とくにチョコレート型、かまぼこ型のものは戦前に流行ったスタイルなのではと思います。

先日、作家の開高健氏が少年・青年時代を過ごした長屋が売却されるということで、見学会にお邪魔した折に周辺を歩いていると、長屋の門の玄関灯のバリエーションがいろいろとありました。
今回はこれを紹介したいと思います。

まずシンプルなチョコレート型。
左右の桟を見ると、わざと削り跡を付ける昔流行ったスタイルです。
新しい玄関灯が芽吹いてますね。

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ちょっとした格子が入るタイプ。
隣の玄関灯を見ると縦2本の桟が1本だったりするのです。

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市松模様の入ったタイプ。

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面格子風の唐草模様が入ったタイプ。
銅製ですね。角が生えてます。

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かまぼこ型のタイプ。
しゃれたデザインです。

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全く違いますが、シンプルな半円状のものもあります。

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時期の分かる参考例として、阿倍野区阪南町の玄関灯も紹介しておきます。
大正15年に大阪市営の分譲住宅として建設された住宅です。
両側の桟とは半ば独立していて、六角形の門灯が次第に桟と一体化して片面だけのものになっていくのかななどと想像しますが、それはもっと時代と対応させながら見ないと分かりません。

玄関灯も比べて見ていくと楽しいものですね。

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