味園館内ツアー・後編(大阪市中央区)

ビルマニアカフェ(BMC)による味園ビルツアーの続きです。
味園ビルは1956年(昭和31年)にオープンした総合レジャービルです。
3階からは屋外のらせんスロープを降りました。
噴水を眺めながらで移動も楽しませてくれます。

2階は大スナック街になっています。
(暗すぎて写真はなし)
世界にちなんだ名前のお店が揃っていたそうで、
今もネパール、スイス、香港、マニラ、パリ、サンタモニカなどの名前のお店があります。

このスロープ脇の噴水は、もしかしてジャングルのイメージなのでしょうか。
ここで思うのは、このビルのテーマは男の冒険旅行、それも少年の頃に思い描いた冒険旅行なのかもしれないということです。
天上の宮殿での宴、宝の洞窟の探検、世界旅行。

最後にして今回メインの見学場所は、地下のキャバレー・ユニバースです。
1階の別の入り口から豪華な演出の階段を下りていきます。

営業時間前で誰もいない大空間。
ステージの周りにボックスシートが何十と並びます。
当初からほとんど変わっていないそうです。

照明はまさにユニバース(宇宙)。
ついに冒険旅行は宇宙まで行ってしまうのですね。

ステージもかなりの広さです。

天上には籠の目のような模様があり、配線などは目立たなくしています。

囲みつつ開放的な個々のボックスシート。
ゴージャスな雰囲気です。
ここに満員の人が入るとどんな雰囲気になるんでしょうね。
遊郭建築での名所・異境に遊ぶ演出の伝統をひきながら、戦後文化として、異境が少年の冒険世界に変化したようなのが興味深いところです。
予想以上に見応えのある見学会でした。
ツアーの30分(ややオーバーしたようでしたが)はあっという間に終わりました。

さて、もっと一般向けのイベントとして駐車場ビル屋上では、トロピカルビルパラダイスという名のビアガーデンが開かれました。
17時のスタート時点ではまだ明るく、周辺の低いビルなどもよく眺められます。

このビルも非常階段など複雑です。

らせんで7階まで上る駐車場。

やはり暗くなってからが本番。
この不思議な照明器具も味園で使われていたものだそうです。

この日はスチールパンのラスティックパンズのライブ。
前日は河内家菊水丸さんの河内音頭による盆踊り。
いずれも満員で盛り上がっていました。

最後には味園のネオンサインを見ながら味園ビルを後にしました。
やはり味園はこのイメージです。
実は安い宴会場というイメージしかなかったのですが、イメージを改めました。
また宴会に来る機会もあるかなと思います。
今回、企画していただいたBMCの皆さま、ありがとうございました。
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コメント
こんにちは。
いったん天候が崩れた後はまた猛暑ですね。
こう暑くてはなかなか探訪する気にもなりません。で、純喫茶・レトロ喫茶でアイスコーヒーを飲んでのんびりしています。
味園館内ツアーは行きたかったのですが、ちょっと迷っているうちに満員となってアウトでした。宴会場やサウナも面白いですが、やはりキャバレー・ユニバースが圧巻ですね。びんみんさんの写真で雰囲気を楽しませて頂きました。”男の冒険旅行”ですか。なるほど!
投稿: ひろ009 | 2010年8月 1日 (日) 16:24
ひろさん、こんばんは。
たしかにこれだけ暑いと行き先もかなり絞らないといけませんね。
博物館〜純喫茶とか。
今回の味園館内ツアーは某イベントに参加したときに告知があったので、正式告知前に申し込んでしまいました。
最近、BMCのイベントは人気ですね。
このキャバレー・ユニバースの写真、その場の雰囲気はうまく伝えられていないと思います。
ほんと広くて、フロアの高さなども変えてあるんですよ。
投稿: びんみん | 2010年8月 1日 (日) 22:47