花苑都市・藤井寺経営地(後編)
前回に続き、昭和初期の郊外住宅地である藤井寺経営地を歩きます。
今回は藤井寺球場跡の西側にあたる春日丘3丁目です。
こちらはいっそう静かで、同様に昔の住宅も残っています。
昔、教材園があったところに向かって下っているようで、若干の起伏があります。
こちらの住宅は門まわりがいい雰囲気です。
拡大してみるとよく分かりますが、門柱の柱頭がチェスの駒に似たデザイン。近代の橋の親柱などでもよく見かけます。下見板張りの小屋があり、洋瓦で葺かれています。
お向かいも近代デザインの立派な門です。
和風住宅が並ぶエリア。
ここも小屋は下見板張りで洋瓦です。
こちらは陶芸工房をされているようです。
昔のものを残しているというより、昔のデザインを解釈してさらに整えているという印象です。陶芸をされているだけあります。
こちらのお宅は玄関が洋風の洋館付き住宅。
スパニッシュ風にアーチになっています。
窓の高さまで下見板張りの和洋折衷住宅。
ところで余談ですが、このあたりを歩いていたときに北東の空に火球(流星の大きなもの)を目撃。今まで見たことのない規模だったので驚きました。
ツタに覆われて建物の形が見えにくいですが、これも古い建物でしょう。
こちらもギャラリーが入られているようです。
近代の雰囲気を留める住宅。
シュロがポイント。
塀にはスクラッチタイルが張られています。
春日丘3丁目の方は1・2丁目の大型の洋館ほど目立つものはありませんが、かつての郊外住宅地の雰囲気は今も感じ取ることができます。
旧大鉄沿線の郊外住宅地を歩くのは今回初めてでしたので、他の恵我荘、土師里、白鳥園なども歩いて見比べてみたいと思います。
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コメント
こんばんは。
今度は藤井寺ですか。
多くの郊外住宅地があるもんですねえ。
また”行かねば”リスト入りです。
涼しくなってから歩こうかなあ。
投稿: ひろ009 | 2010年8月18日 (水) 22:43
ひろさん、こんばんは。
そうそう、郊外住宅地はまだまだあります。
近代建築が残っているかどうか分からない住宅地に、「何もなかったらどうしょう」と思いながら歩くのも、面白いです。
結果として何もないことは珍しいように思います。
おっしゃるように、夏に住宅地は歩くものではないですね。日陰も店も少ないですので。
投稿: びんみん | 2010年8月19日 (木) 01:20