六甲散歩(神戸市灘区)
六甲散歩といっても、六甲山に登ったわけではなくて、阪急の六甲駅の周りをぐるぐると歩いたという話です。
阪神間は近代に開発が進んだため、少し歩いても面白いものがたくさんあります。
六甲の駅前には、赤煉瓦の六甲変電所があります。
大正9年の開業時のものではないかとのこと。
<参考:神崎川変電所 2004年撮影。2005年解体>
解体された神崎川変電所(神崎川駅のそばにあった)と同時期のものらしいのですが、比べると六甲変電所の方がシンプルに見えます。
六甲駅は坂の途中にあって、変電所は山側ですが、下っていくとH歯科という古そうな医院建築がありました。
折り目正しいというのか、角がぴしっと立っています。
やや荒れ加減なのが惜しいところ。
さらに下ると和洋折衷の住宅があります。
これ、売りに出ているんですよ。
出窓などもあります。
反対側からも撮っておきます。
洋館付き住宅の形であることが分かります。
誰か買わないかな・・・といっても高いでしょうね。
また別の家です。
石垣が塀になっていて直接、屋根が乗っているのが面白い。
こちらは下見板張りの住宅です。
この地区には六甲八幡神社があります。
「摂津国八幡社」の標柱が立っていて、非常に格式が高そうです。
このようにいまだに長い参道の森を抱えています。
周りを住宅に囲まれているとは思えない雰囲気。
時々見かける国旗掲揚台ですが、ここでは木の柱とセットで残っていました。
このような取り付け方なのですね。
「御大典記念」で昭和3年なので、昭和天皇即位の大典のときのものです。
奥の灯籠には八幡土地区画整理組合の名前が入っています。
第1回国勢調査記録員の名前が石に刻まれています。
大正10年に建てられたらしい。
第2回、第3回の国勢調査も記念碑が残っていました。
記念に植樹をしたようです。
何の一部か分かりませんが、近代風のデザインの石材。
古い歴史を持ちながらも、近代のものが見られる六甲八幡神社。
周辺の開けた雰囲気を反映しているようです。
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