深江橋の工場建築(大阪市東成区)
地下鉄中央線の深江橋駅の南側を歩いてきました。
深江土地区画整理事業(昭和3年認可)と、一部、神路土地区画整理事業(昭和7年認可)のエリアです。区画整理公園3つを見て回るのが目的で、さらっと記事にしようと思ったのですが、調べ始めると話が大きいことに気付きましたので、先にビジュアルな話を紹介しておきます。
今回は(おそらく戦前の)工場の建物を紹介します。
まず最初は阪陽公園の北側にある木造の工場です。
白くそびえるマンションをバックにとても目立っています。
(追記)2014年頃解体されたようです(2022.8.15記)
こちらもその近くの建物です。
小屋裏の換気口はやはり「目目」の形が多いですね。
(追記)2017年か2018年頃に解体されたようです(2022.8.15記)
こちらは瓜生製作(株)という中堅の会社の事務所です。
戦前から空気圧工具を作っていたという会社。内環状線沿いにあります。
1934年(昭和9年)に現在地に移ってきたそうです。事務所は見た目には新しいのですが、寄せ棟の屋根や縦長の窓のプロポーションなどからみて、本体は当初のものではないかと想像します。
こちらは元々事業所だったのか住宅だったのか微妙なところですが、洋風の雰囲気を出している工場事務所です。深江公園の近く。門柱もモダンです。
(追記)2018年頃解体されたようです(2022.8.15記)
上の写真の斜め前にある金網工場。
天井に明かり取りの窓がついています。
こういった古い工場に限らず、深江橋の周辺ではたくさんの工場が見られます。
住工混在ですので、やりにくい時期もあったかもしれませんが、自然に溶け込んであるのが東成区らしい風景なのかなと思います。
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コメント
こんにちは。
しばらくこのあたりの話が続くみたいですね。
初回から知らんことだらけ。
楽しみにしときます。
投稿: 山本龍造 | 2010年6月21日 (月) 06:25
山本龍造さん、こんばんは。
ボリュームは2回分ぐらいしかないんですけどね(^^;;;;
どう記事にしたものかと思っています。
他の記事も挟みながらになると思いますので、気長に楽しみにしてください。
投稿: びんみん | 2010年6月22日 (火) 01:01
木造の工場はいいっすねえ。
窓があると覗いてみたくなって困ります。
それにしても、巨大な室外機があるってことは現役なんですね!すごい。
投稿: Bassman | 2010年6月22日 (火) 21:13
Bassmanさん、こんばんは。
木造の工場好きなんですよ。
こげ茶の板に、渋い色のドラム缶、そして植物の組み合わせが。
ここは現役率が高そうでした。
投稿: びんみん | 2010年6月23日 (水) 00:34