« 春の彦根(6)気になる石 | トップページ | 深江橋の工場建築(大阪市東成区) »

2010年6月18日 (金)

春の彦根(7)芹川の並木

100502serikawa1
彦根の街を南に歩いて行くと、土手にぶつかります。
芹川(せりかわ)の土手です。


より大きな地図で 彦根 を表示

上図で緑に着色したところが芹川ですが、もともとは彦根城の東を北流して、松原内湖に注いでいました。それが井伊家の城下町建設に伴い、慶長8年(1603年)に現在の河道に付け替えられたそうです。

(参考)ひこねっと「芹川の観察ガイド」

100502serikawa2
芹川付け替えのとき、土手の補強のため、ケヤキ、エノキなどが植えられました。その木が今も残っています。樹齢400年余り。

その後に植えられた木もあり、現在はエノキ、ケヤキ、アキニレ、サクラ、ムクノキ、サイカチ、カジノキなどが混在する並木道となっています。

100502serikawa3
それにしても、ここの木は何度折れては再生してきたか分からないほどの節くれ立った姿で、長年の苦労を感じさせます。森の中ならこんな姿にはなっていないでしょう。

100502serikawa5
どの木もです。

100502serikawa4
土手の上は車道ですが、河川敷はいい散歩道です。
でも私は木々の肌を間近に見られる車道を歩きました。

100502serikawa6
河川敷は春色で菜の花の季節。
並木は両岸に続いています。

100502serikawa7
河原の外では田植えが始まっていました。
この田んぼも芹川の並木に守られてきたのでしょう。

長くなってしまいましたが、今回で彦根編は終了です。
また大阪に戻ります。

|

« 春の彦根(6)気になる石 | トップページ | 深江橋の工場建築(大阪市東成区) »

日常旅行(滋賀)」カテゴリの記事

コメント

ここも水面と人との距離が近いですね。
なんだか映画のロケに使えそうないい河原です。

投稿: Bassman | 2010年6月18日 (金) 09:28

夕暮れ時の写真がいい感じですね。
400年前に河川付け替え工事とはすごいですね。この国の土木技術が優れていた証拠ですね。

投稿: 英ちゃん | 2010年6月18日 (金) 23:12

Bassmanさん

川と川幅の関係が適度なのでしょうか。
彦根は時代劇のロケなどに使われるようなので、芹川の河原も良いかもしれません。

投稿: びんみん | 2010年6月19日 (土) 00:43

英ちゃんさん

ちょうど夕方の散歩にいい感じです。
堤の補強に木を植えて、それが400年も効果が続いているというのがすごいことだと思います。

投稿: びんみん | 2010年6月19日 (土) 00:47

昨年は、彦根に旅行に行かれていたのですね。
彦根城の東側の教会になっているところには母方の家があったのですが、敗戦で進駐軍にとられてしまいました。せめて建物だけでも残っていて欲しかったな~って思います。
お墓参りで龍潭寺には行くのですが、親戚と一緒なので街歩きはあまりしたことがあまりなくて。
今度、ゆっくり歩いてみたいです。

投稿: | 2011年5月 7日 (土) 13:46

蓮さん、こんにちは。

お返事が遅くなりました。
一昨年末、昨年春と2回、彦根を訪ねました。
蓮さんは彦根に縁があったのですね。
進駐軍にとられてしまったとは残念なこと。
ぜひゆっくり歩いてみてください。いろいろ面白いものが発見できると思います。

投稿: びんみん | 2011年5月11日 (水) 20:08

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 春の彦根(7)芹川の並木:

« 春の彦根(6)気になる石 | トップページ | 深江橋の工場建築(大阪市東成区) »