« 春の彦根(3)滋賀大学の近代建築 | トップページ | 春の彦根(4)スミス記念堂 »

2010年6月 7日 (月)

荒本のミニ消防屯所(東大阪市)

20100605harumiya1
東大阪の荒本の集落を歩いていて、いい感じの会館がありました。

20100605harumiya2
荒本春宮青年会館といいます。

20100605harumiya3
建物の形から見ても戦前のものだろうとは思います。「昭進会寄付 昭和11年11月」という石柱が立っていますので、おそらく昭和11年の建物なのでしょう。

20100605harumiya4
この会館の前に小さな小屋がくっついています。
額が掛かっていて、春宮消防屯所と読めます。
消防屯所とは消防団の詰所のことです。
この中に手押しの消防車が入っていたらうれしいのですが。

20100605harumiya5
電柱を見上げると簡易な火の見櫓のようなものがくっついていました。
最小構成ながら、ここが荒本の消防を担っていたようです。

20100605harumiya6
荒本の集落はこの会館以外に、このように古くて大きなお屋敷がいくつもあり、かつての豊かさがうかがえます。荒本の東には旧大和川の渡し場があったそうです。

20100605harumiya7
(おまけ)
車庫の上に蔵が乗っかっています。
元々蔵があって、車庫を増築するときに蔵を再現したのではないでしょうか。蔵への並々ならない愛着を感じます。


|

« 春の彦根(3)滋賀大学の近代建築 | トップページ | 春の彦根(4)スミス記念堂 »

日常旅行(大阪)」カテゴリの記事

コメント

びんみん様 またまた東大阪のレポートありがとうございます。多分、びんみんさんは、この会館まで来るのに、ヤマサキデイリーマートの筋を通って来られたと思いますが、実はこの細い道は、一方通行では無いのです(笑)交通量は少ないのですが、毎週 市のごみ収集車 それも2t車が、この狭い路地を通っていきます。ごみを置く場所ってあるのか?(ごみが邪魔で車が通れないのでは?)と思いますが、会館の小さな小屋と電信柱の間の小さなスペースを利用しています。会館の前のブロック塀は、2t車が角を曲がれるように、角切りとなっています。(びんみんさんの御写真上から5枚目参照)ほんと 人間って狭い場所は狭いなりによく考えますね。あと、荒本地区は 旧布施市管内になりまして、警察や消防は全部 布施警察・西消防署管内になります。何か事件が起こっても近くの河内警察からは パトカーが出動しません。現在は、消防本部が、旧東大阪市役所跡にできましたので、もし火事があれば そこから出動になるかもわかりませんが、消防本部ができるまでは、西消防署(大阪商業大学北側)から わざわざ出動していたと思います。その為 大昔はこの消防屯所が、初期消火の為重要な役割を果たしていた可能性が大です。
>最小構成ながら、ここが荒本の消防を担っていたようです。と びんみんさんがコメントされるのは、正に その通りです。

投稿: なおき | 2010年6月 8日 (火) 15:20

追記
ちなみに、グーグルマップの春日神社の西側を南北の通る道が、旧布施市と旧河内市の市境になります。その道を南に行くと学校みたいなのがありますが、(通称テクノセンター)その前のロータリーが何の為にあるのか 未だに不思議です。
あと、コメントに布施警察のことを書きましたが、布施警察署は、府内の警察署の中で1番古い建物で(古いといっても戦後築)近々 八戸ノ里駅と東翠園の間に移転します。


わざわざ 遠い所までレポートありがとうございました。これから梅雨でジメジメとした日が
続きますが、十分 体調には留意下さい。では

投稿: なおき | 2010年6月 8日 (火) 20:00

なおきさん、こんばんは。

地元らしい詳細なご説明ありがとうございます。
道が狭いことからくる工夫が多々あるのですね。

実はこのときはテクノセンターに用事があったのでした。
ロータリーは、これ以上、道を伸ばせないので転回のためではあるのでしょうが、普通はそんなことまでしませんね。気になります。

布施警察署がそんなに古いとは知りませんでした。
情報ありがとうございます。

投稿: びんみん | 2010年6月 9日 (水) 02:03

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 荒本のミニ消防屯所(東大阪市):

« 春の彦根(3)滋賀大学の近代建築 | トップページ | 春の彦根(4)スミス記念堂 »